チェーンポットの使い方 【ペーパーポットとプラグトレーで種まき】

チェーンポットの使い方 【ペーパーポットとプラグトレーで種まき】

プラグトレーを使ってネギの苗作り

ネギの種まきから1週間目の様子(2/16)芽が少し顔を出しました。

よし(^^♪

まだ、どこに生えているのかわかりませんでしたが、3日後の2/19日の今日はというと

ほっ!(^^)!ずいぶん大きくなってきました。植えつけした時の根付きがとてもいいのでプラグトレーに面倒ですが、1粒づつ播いています。

プラグトレーを使った種まきについての記事は、ネギ・玉ねぎ苗の育て方【プラグトレーの使い方】を掲載しています。

この記事は、「ペーパーポット」「チェーンポット」を使った種まきの方法を画像を用いて紹介しています。

注意点がいくつかあります、上手く使いこなせれば、良い苗を作れます。また移植の手間を省くことができるようになります。

それと同時にペーパーポットという資材を新たに使ってみました。

ペーパーポットを用いた育苗と移植方法をご紹介します。

日本甜菜製糖(株)が開発した特殊加工された紙製の作物移植用集合鉢

検索してみたら、すごい難しい言い方ですね。移植用集合鉢って言うのか。

 

絶対覚えられない(*_*)

読んで字のごとく簡単に言えば紙でできている繋がった鉢です。その為、

紙なのでそのまま根鉢を痛める事なく、定植できます

紙なので、後々、微生物によって分解されてしまいますので、土にも環境にも優しいですね。

ゴミも出ないので手間もかかりません。(^^♪

ペーパーポットには「ペーパーポット」と「チェーンポット」の2種類があります。

ペーパーポットは相互に水溶性の糊で接着されており、移植時に一本一本の苗に分かれます

チェーンポットは数珠つなぎ(チェーン)状に引きだして移植できます

下の図のような感じです。

なぜチェーンポットを使うのか?

強い苗が植えれるのと労力の軽減ができます。

沢山の苗を列に植えつける場合には便利です。特にネギ、玉ねぎ、私は雑穀やシソなどに使います。

ネギの抜き苗を手で植えるよりとっても早い、3倍ぐらい時間短縮できると思います。

畝間の間隔やポットの大きさにも制限があるので、トマトやキュウリなどの果菜、マメ・トウモロコシにもちょっと不向きです。

コストがちょっとお高いです。

一枚250円~位したかな。プラグトレーと同程度です。

プラグトレーは何回か使えるけど、チェーンポットは1回限り。

移植作業をしないと考えるなら、育苗培土の経費を約半分にでき、さらに育苗時のスペースも半分に出来るわけですから試す価値ありです。

植える時には、できるだけ根を痛めたくありません。できるだけスムーズに移植できるのがベストです。

従来の方法ではどうしても、ポットやプラグから取り出すには根を痛めていました。

また、植えつけの作業はしゃがんで腰を折った体制で、作業し続けます。

腰が痛くなり、長時間はつらい作業。作業の「姿勢」も楽。

ペーパーポットなら、根を直接触らないので、根が傷みにくい。

これなら、だれがやっても同じように植えられます。

移植(苗を植えつける)というのは、農業では重要な作業です。慣れていれば熟練した技術でスムーズに苗を植えれるかもしれません。

根を切ったり、崩したり、苗を折ったりのリスクが少なくなります。私は誰が植えてもきちっと根が付くようにしたいと考えています。

つまり、できるだけ植物を触らないように(傷つけない)考えるとこのような方法も大切ではないでしょうか。

必要な資材と道具(チェーンポット)

・ペーパーポットCP303(単価1枚250円程度)

・セット道具(一式)(CP303専用)他のチェーンポットは使えません。

・育苗培土(土は乾いている細かい物が良い)

・水稲育苗箱(30㎝×60㎝)

このような専用の道具がいります。この道具がないとうまくチェーンポットを広げることができません。

結構お高いのが難点です。普通のペーパーポットの方がお手軽です。

1枚で約14メートル分の苗を植えることができます。

日本甜菜製糖(株)に野菜に合わせて規格が設定されているので、気になる方はニッテンペーパーポットをご覧ください。
今回は慣例のCP303を使用しました。

育苗の土はタキイ種苗のTM-1を使用しています

チェーンポットに土を入れる土は、種まき専用の培養土を使います。

種まき専用の培養土は、肥料分が少なく、土が細かい。バーミキュライトやピートを主体に軽い土が入っていますので、発芽に適しています。

土は細かいので土ほこりが舞い上がります。含水のタイプも最近あるのでそちらもいいと思います。

マスク着用でしっかり防御お願いします。

手順(順に追って説明します)

①チェーンポットの端に展開する金具を入れるスペースがあるので、紙を破らないように慎重に差し込みます。

チェーンポットには上下があります。字が読める方が上です。

奥までしっかりと差し込まないと、引っ張った時に破れたりしますので注意してください。↑

②次に、びーよーんとポットを引き伸ばします

金具を平行にして伸ばすため少し力がいるかもしれません。また、紙で濡れると破れやすくなるため、水濡れ注意です。

③金具の棒を枠にセットします

もう片方も引っ張り端の金具にセットします。穴の開いた展開版に合わせてセットします。

このような形なります。↑ハチの巣のようですね。

④土を穴が埋まるように丁寧に詰めていきます。

土の量は1枚当たり大体1㍑位使います。平らな木の棒で表面をならします。

土が軽すぎる場合はそのぶん、余計に土が必要です。また、乾いている軽い土ほど、しっかり詰めないと、ひっくり返した時崩れます。

あらかた詰め終わりましたら棒で平らにならします。

チェーンポットの角には沢山土がついているので「はけ」などで落とすと良いでしょう。その部分の土は使わないのでもったいないですから。

⑤水稲育苗箱に移します。

まず、水稲育苗箱を上からかぶせ、展開板ごと180度ひっくり返します。ゆっくりしたほうがいいです。慌てないようにね。↑

ペーパーポットの広げた大きさは30㎝×60㎝、深さは2㎝程度。水稲の育苗箱はその大きさにピッタリです。

⑥展開板を外します。

ちょっと押さえつけます。そうしてゆっくと展開板を外します。↑

このように簡単に作ることができました↑。植穴もしっかりついています。

もうきっちりタネを撒く穴も一緒に作られているので、そのままタネを落します

後は、プラグトレーやポットと同じように野菜のタネを撒いて、灌水し育苗します。

ペーパーポットを使う時の注意点

ペーパーポット紙は水に少々濡れても破れることがありません。

しかし、育苗箱の水やりや生育に「ムラ」があるとどうしても、紙の強い所と弱い所ができます。

そうなると場所によって神の強度に差がてしまいます。

苗箱の角や淵は、水が十分いきわたらなかったり、乾きやすいですよね。

乾燥気味で育った部分の強度は強いのですが、中央辺りは常に湿っていますので破れやすいです。
そうなると、引っ張って展開して植えるときに、途中で敗れたり、くっついて離れなかったりします。

その為水やりで「ムラ」ができないように、できるだけ均一に水やりの必要があります。

余ったペーパーポットは、箱に入れて保存しておくと来年も使えます。ただし、直射日光や湿度が高い場所に置いておくと劣化して使用できません。

昨年の失敗例

昨年はシソの苗をチェーンポットで作りました。生育ともに良かったのですが、天候に恵まれず畑を耕すこともできず、

強引に畑を起こして、土が荒く湿っていましたが、そのまま「引っぱり君」(チェーンポット専用の移植機です。)でチャレンジしました。

セットしてゆっくりと機械をひぱって行きます。1枚で10m位引っ張れます。チェーンポットを補充しないといけません。

「たぶんうまくいくだろう。」

ズリズリ引っ張ってみました。↓

結果↓

うまく土がかかりません。

手で覆土しなければならない状況になりました。

やっちゃった。2度手間。お手伝いさん、ごめんなさい。<(_ _)>

失敗の原因は、

土が湿っていたことです。

トラクターで起こした後、すぐにペーパーポット移植機を使いました。湿っていると、移植機の溝を切って土を寄せる機能が全く果たせません。

特に、粘土質の重たい畑では、表面は乾いていても土の中は結構湿っています。

晴天が続く日を狙い、前もって畑を起こしておくべきでした。

理想はコチラ↓

出典:農業ひろばより↑

植えつけがおわったら

必ず、たっぷり水を与えましょう。ペーパーポット苗と畑の土が密着する様にします。

もう植えるしかない状況、何とか植えるべくお手伝いもしてもらいました。「あちゃ~😣」

腰が砕けました。

最終的には、シソがうまく栽培できたので良かったですが

大きな反省です。

因みにこれは、梅干し用の赤シソの畑です。香り裏シソという品種です。

梅干しにした時、とっても発色が良いので毎年栽培しています。

またシソはイノシシが畑を荒らさない。超獣害の被害が全くありません。から面倒な防護柵がいりません。

収穫しているのは私です。シソジュース用にこっそり(笑)