サツマイモの育て方【収量や品質は、切り苗しだい】

サツマイモの育て方【収量や品質は、切り苗しだい】

サツマイモほど肥料がいらない野菜はありません。

「葉やツルが沢山になって、サツマイモが少なかった」と言う人は肥料を与えたからです。サツマイモの肥料の量は様々なことが言われておりますが、

肥料をあげて失敗したことの方が多いように思います。

この記事では、サツマイモの育て方について解説しています。サツマイモは肥料いらずで簡単です。

だから、ちょっと間違った思い込みの加減で、ツルや葉ばかりでイモが取れない、そんな野菜です。

サツマイモ作りは、きわめて簡単!

畑を良く起こして、マルチを張って苗を買ってきて、刺して、水まいて、掘るまで何もしない。

これで十分です。「つる返し」とか技術はありますが、それは肥料を沢山あげてツルが伸びすぎるからですよ。

マルチからはみ出たツルはほっときましょう。

サツマイモの特徴

栽培適温は22~30℃です。また、サツマイモの連作障害は、ほとんどありません。

サツマイモの産地の多くは火山灰土や砂地です。つまり、通気性が良く水はけのいい土を好みます。水田跡地では良いイモが作れません。

九州の鹿児島県は言わずと知れたサツマイモの産地。火山灰土のやせた土、この条件が適地です。

サツマイモはやや地面の深い位置で大きくなり、排水を良くするためにも高さ30cmの高畝にしましょう。

サツマイモは苗を植える時が重要

サツマイモは、苗を植えるまでの管理、特に植え傷みを無くすことが特に重要です。

イモになる根甘藷根=赤く太い根っこ」が成長するのは植えてから短時間の間に始まることが、実験で明らかになっています。

サツマイモの購入苗を買うのが早すぎる

植える時期は遅霜の影響がなくなった頃5月中旬から、7月上旬まで大丈夫です。

最近の傾向で、その購入苗の時期が早すぎることで、苗が霜に当たって枯れた、好天続きで枯れた方が多いかもしれません。

サツマイモは植えてから3か月で収穫できますから、7月でも十分に間に合います。

慌てる必要がありません。慌てているのは販売店さんだけです。自家苗を作ってもいいですね。

サツマイモの苗はツルを切って植える野菜

当たり前ですが、サツマイモはツルを切って、苗にしている切苗で植えます、挿し木で増やしています。

苗の活着が命

つまり、一般的に購入苗をそのまま植えますから、根傷みが激しいです。

理由は購入苗は、基本的には温室育ちなので外の環境に弱いです。しかもまだ寒い時期ですから、苗もびっくりします。

いきなり畑に植えると晴天の天気でほとんど枯れてしまいます。茎だけが生き残って遅くに芽を吹きだします。

これではサツマイモのひげ根が多く、そろいが悪くなります。

よく販売店で水にサツマイモの苗をバケツに水を入れて販売している所があります。そういった苗には、茎の節から根が出てしませんか?

サツマイモで失敗した人の大半は、この茎からひげ根が出た苗を植えていることがその原因です。

上の画像は「根だし」です。これはやっちゃいけない

サツマイモは根を出させてから植え付けると確実に着くという。「根だし」をするという方法です。

私は、聞いたこと有りません。

これは全く逆

切苗の根がすでに伸びている場合もありますが、根の長さは、5mm以下を目安にして下さい。

切苗は新鮮な方が良い。苗の保存は、1日程度、ビニール袋に入れ、口を閉じておく。

根が出ているのは活着が良いかもしれないが、葉ばかり大きくなってイモが取れません。

植える苗に発根があってはダメです。その根はサツマイモにならないし、細かい根ばかりでサツマイモが大きくなりません。

しかも購入苗は、サツマイモ苗農家さんが出荷してから、サツマイモ農家に届くまで2日はどうしてもかかります。

つまり、すぐ植えなきゃいけない。これだけ注意してください。

サツマイモの植え方

苗は斜め45°刺しで

サツマイモの植え方については動画をご覧ください。

マルチの上から、土に棒を斜め45°に20㎝ほど差し込み、穴をあけます。

その穴に、サツマイモの苗を差し込む。

吸水口が小さいほど、苗が乾きにくいです。また、植穴から温められた空気で、苗が焼けないよう、土でふさぎます。

最後にたっぷりと水やり。また、この方法だと植穴が小さいので雑草が生えにくい。

「船刺し」もありますがマルチを張った後では、植え穴が大きくなりますからしません。草も生えます。

天気が続いて、 採苗後発根した苗を植えたのなら 2~3日たっぷり水をやれば、葉の全てが枯れるようなことはありません。 葉が枯れても大丈夫です。

通常は茎の部分まで枯れる事はないのでやがて芽が成長を始めます。 多少芋の成長が遅れるだけです。 運悪く枯れてしまった場合は元気のいいものから採苗して植えてください。

約30㎝の株間、畝は1mの1条植えです。

芋として太る根は各葉柄の付け根から 1~2個で、多くても3~4個です。

多く芋が付いても定植間隔が狭いと芋が太りません。

栽培の管理

特に必要ありません。ツルが伸びて隣の畝まで到達したら刈り込んであげましょう。

もし、ツルが地面にびっちり着いていたら、地面からツルを引っ張り上げます。あまりにも葉が茂っているならこの根を放っておくと葉が過剰に茂り、つるボケの原因や雑草の発生にも繋がります。伸びた根を生長させないように「つる返し」は、必要かもしれません。

収穫後の管理

収穫後さつまいもは掘りたてよりも貯蔵した芋のほうがおいしくなります。さらにキュアリング貯蔵をしたサツマイモは格段に甘く、そして貯蔵 できる期間も長くなります。これは一般的には難しいのでできません。ここまでする必要もないですが、

キュアリング貯蔵とは

土がついたままのサツマイモを35℃、湿度95%以上の環境に約50時間置くことで、 皮下組織にコルク層ができ、収穫時についた傷を自然治癒(キュア)します。これをキュアリング処理といい、病原菌などの侵入を防ぎ最適な水分やおいしさを閉じ込めます。その後一気に12℃まで温度を下げ湿度85%で貯蔵することで、最高の状態を長期間維持します。

サツマイモの貯蔵方法

サツマイモは寒さに弱い。

摩芋の保存温度と湿度である 12~15℃。湿度80~90%炬燵や霧吹により維持して保存、適温は10~15℃。風通しのいい冷暗所が最適です。

20℃を超えると芽が出やすくなってしまうので、直射日光が当たる場所などは避けるようにしましょう。

簡単な貯蔵方法として、大きめの段ボール箱にもみ殻を満タンにし、その中に土付きでサツマイモを埋めておきます。その段ボールを冷暗所に入れ、ひるような分を取り出して使いましょう。サツマイモは水分に弱く、洗うと水気のあるところから傷んでしまいます。収穫してすぐのサツマイモを、春までの約5カ月の保存が可能。保存期間中、追熟して甘みも増します。
家庭菜園で収穫したさつまいもも、同様に土が付いたまま保存しましょう。手軽な方法として新聞紙などで1本ずつ包みます。かごや段ボール、発泡スチロールなどに入れて常温で保存できます。

サツマイモの品種は

ホクホクした触感の品種なら「高系4号」一般的に言われる「鳴門金時」です。最近は高糖度のしっとりしたサツマイモが主流となってきましたが、焼き芋、天ぷら、ちょっとぱさぱさ感がまだまだ人気です。

しっとりした甘いサツマイモなら「紅はるか」です。なんといっても高い糖度が特徴的。

上品な甘さの理由には麦芽糖の割合が高いことがあげられます。特に蒸したときの甘さが際立つためおいしいさつまいもとして人気があるのです。

また、あと味もよく、甘さの後にくるすっきりとした味わいが人を飽きさせませんね。

落ち葉で焼き芋の作り方【落ち葉の中で焼き芋が最高においしい。】

作り方

①水で十分濡らした新聞してサツマイモをくるみます。

②その上からアルミホイルでさらにくるみます。

③落ち葉や枯れ枝で山を作り火をおこします。十分火が起きたら、アルミ箔で包んだサツマイモをを投入します。

④火を絶やさないように落ち葉を入れてください。落ち葉が湿っていて、薪を入れることがありますが、あまり多く入れないでください。

白い煙が出て、くすぶっている状態がサツマイモには丁度いいですね。見ている方が大変。

⑤20分位して、細い金串でサツマイモを突き刺します。サツマイモに串が軽く刺されば完成です。