ナス・スイートコーンの選び方【野菜の成長が順調だった野菜は、色や形に出ます】

ナス・スイートコーンの選び方【野菜の成長が順調だった野菜は、色や形に出ます】

「おいしい野菜とは、健康に育った野菜です。」

と、無難な回答が返ってくることが多いのではないでしょうか。消費者は、そんな回答を期待していません。

スーパーで野菜を買う場合、どれも同じと思っていないでしょうか。確かに大抵同じであることが多いのですが。

しかし、時期によって同じ野菜の産地が変わります。つまり作っている農家も変わり、育て方が変わると美味しい野菜・そうでない野菜が存在します。

その「色・かたち」も重要です。

スーパーでは同じ野菜かもしれませんが、野菜はどれでも同じではありません。品種、産地、旬、様々で、これによって美味しさや栄養価が変わってきます。

少し、直売所や小売り店を変えて見てはいかがでしょう。この記事では野菜がどのように育ったのかを野菜の形で見分けるヒントをご紹介します。

実際、スーパーで野菜はどれも同じ様に見えます。変わるのは価格と産地。

少ない買い時間にゆっくりと商品を吟味する、調理のこと、いっぱい、それどころではないですよね。(笑)

価格や内容量・それともワゴンセールでお得に買うのも大事です。

スーパーでは野菜の入った袋をひっくり返したり、産地など、読んでみたりして吟味しているお客さんもいらっしゃいます。

しかし、鮮度や直売に美味しさを求めるお客さんも多くなっています。勿論目利きする方も多くなりました。

その様な中、おいしい野菜を見ただけで、その野菜がどのように育ち、収穫され、おいしいか美味しくないか見分ける人々が存在します。それはその野菜を作っている農家・料理人・バイヤーなどなど、野菜ソムリエもいらっしゃいます。

野菜を見分けることができる、旬を知っている。それが賢い消費だと思いますし、農家にとっては農業をやっててよかったと思えるのです。

その見分け方の一部をご紹介します。因みに特殊な栽培方法や品種など、多様な調理に合わせた適期には該当しない場合もありますのでご了承ください。

ナスの選び方

品種・栽培・収穫時期

この3つが美味しさには重要ですが、この情報って中々知ることができません。

そこでナスとスイートコーンの収穫適期と鮮度が、野菜の見た目で違いがある事について説明していきます。

旬は植え付け時期やその地域にもよりますが、6月~11月と半年間も収穫することが可能な野菜です。

その中でも暑い7月~8月上旬時期を避けた方が無難。「秋ナスは嫁に食わすな」とことわざにあるように少し涼しい時期がおいしい。

暑い夏より少し涼しい6月・9月・10月が美味しいです。

①一般的な品種であれば15-17cmの大きさ。

あまりサイズを大きくしてしまうと味も落ちます。ナスは実がつくとあっという間に大きくなります。そのナスの成長スピードのせいです。

田楽などに使われる米ナスは長さではなく重さ300gほどが収穫適正サイズ。

水分が多く皮が薄い水なすは小さめの8-10㎝の大きさが美味しく食感のよいサイズ。

浅漬けにする丸ごと小茄子は、もっとも小さいピンポン玉サイズ。

②形がきれいで光沢がある。

ナスは見た目の美しさで選びます。そのまんま美味しそうなものです。色艶が良くて、真っ直ぐなもの。

形は球形、長卵形、卵形、巾着、長形などいろいろありますが、整っているもの。

また、有機肥料を使い、しっかり土作りした畑で採れたナスは生でかじってみるとリンゴのような香りがします。

これはリンゴ酸がナスに含まれているからなんですね。

③ヘタと果実の間が白いものを選ぶ

ヘタをよく見る事。ヘタと果実の間は少し白くなっているココを見ます。

この白くなっている部分の幅は普通5㎜位できれいな白い分かれ目ができています。

この白い部分がはっきりしているのが健康な果実です。

この白い部分ができていないものは、未熟果です。

逆にヘタと果実が開きすげている、白い部分が伸びて薄いグラデーションができているものは、熟しすぎているものです。

また、白くなく、ナスの地の色が出ているものは、日焼け果になっている証拠になります。

では確認してみましょう。ナスは、5月に植えた千両ナス「タキイ種苗」です。長卵形の代表的な品種です。

未熟果のナスのヘタ↑

まだ、7㎝程度の小さなナスのヘタ部の画像ですが白い部分が全く見えませんね。

過熟果のナスのヘタ↑

左↑のナスは過熟果をさらに2日程置いたものです。右↑のナスは過熟果の兆しが見える初期の段階です。

右↑のナスはヘタとナスの際の白い部分がグラデーションのように長く伸びぼやけていますね。また、ナスの紫色が薄くぼやけ、つやがなくなっています。

左↑のナスはヘタと果実の際がぼやけ始めてきています。つやはまだ残っています。このようにゆっくりと兆しが見えてくるのです。

収穫適期のナス↑

ナスの大きさは、バラバラですがどれも収穫適期のナスです。

大きい物だと25㎝小さい物だと10㎝程度で大きさにばらつきがありました。

しかし、ヘタの部分には白い5ミリのラインがはっきり出ていますね。また、色艶も申し分ありません。

画像一番右↑のナスは、形がずんぐりしています。これは収穫適期ですが、形が良くありません。やはり、美しく真っ直ぐに伸びているものが良いとされています。

ナスの育て方についての記事は ナスの栽培はココを見る。【着果のしくみと生育診断】をご覧ください。

ナスの剪定のしかたについての記事は ナスの育て方。収量をあげる方法と切り戻し【摘芯】をご覧ください。

スイートコーンの選び方

①断然鮮度で選びます。

そのまんま生で食べる品種が多くなってきました。糖度もたかく18~20度とメロンより甘いって歌い文句も聞かれます。

糖度=甘さとは一概に言えないですが、スイートコーンの中で比べるのであれば甘いもの見分け方です。

そこで重要になって来るのが鮮度です。いつ収穫したかはスーパーでは良くわかりません。最低2~3日経過しているものがほとんどでしょう。

直売所やお取り寄せ商品こそ良い。

形から見た、スイートコーンの見分け方を説明します。品種はおひさまコーン88「タキイ種苗」です。

 

収穫適期のスイートコーンの果実

黄色種の極甘味種で、糖度が18~20度になります。収穫適期は種まきから88日です。

今回は一番食べ頃の88日ちょうどで収穫したものになります。

黄色というよりもクリーム色といった方が良い。粒には光沢と張りがありはちきれそうですね。

スイートコーンは、頭に出ている毛のようなもの「めしべ」が、半分茶色になった時を生で食べるのがおいしいです。

一口メモ

トウモロコシの実の部分は穎果(エイカ)という種子の形態となります。これは果肉部分がほとんどない果実。

粒々は子房が発達したものですから、植物学的には間違いなく果実に分類できるのですが、果皮の下に種皮がありますから、種子の周りは果肉無しの果皮となります。

買ってはいけないスイートコーン

過熟したスイートコーンの果実の画像↑

品種は同じおひさまコーン88です。収穫適期から1週間過ぎたものを収穫してみました。糖度はやや低く15度でした。

食べた感じは、トウモロコシを食べている感じで、粒がしっかりしてやや硬く粉っぽい甘さが残りました。

焼きトウモロコシや調理して食べる分には全然問題ないと思います。

これよりさらに放置しておくと固くてもう食べれないと思います。

見た目ははっきりとした黄色が印象的で美味しそうですが、つやと張りがすこし落ちています。

①かたちは「えくぼ」が無いもの

スイートコーンでは

黒〇の中の粒の上がちょっとへこんでいるのがわかります。

「えくぼ」と呼んでいますが、農家さんがそう呼んでいたので私も呼んでいます。正式には知りません(笑

えくぼが無いものを選びましょう

有った方が可愛いかもしれませんが無いものです。

中々スーパーではトウモロコシの皮をめくってみることができませんが、半分剥いてあるものが販売されているので確認してみるのもよいでしょう。

トウモロコシのくぼみができるのは、食べ頃を過ぎています。つまり収穫してから日数が立っています。

「えくぼ」ができるのかという事についてはスイートコーンは絶対つくるべき なぜ甘い【家庭菜園】①に詳しく載せてあります。

(‘◇’)ゞ

②形が先端から端まで均一なもの

この上の画像の2つを比べるとするなら、どちらがおいしいスイートコーンでしょう?

答え、下

のスイートコーンです。見た感じ上の方がずんぐりむっくりして太くて美味しそうだと思いますよね。でも違うんです。

・先端から端まで、太さが揃って長いものが良い。

・スイートコーンの実の並びが揃っている。トウモロコシを輪切りにした円はどこを切っても12粒のトウモロコシが並んでいます。

・スイートコーンの軸は細いもの。これは養分がゆっくり入るからだそうです。

茎から直接養分が入るので、軸が太いと水分までどかどか入るので味が荒い。

スイートコーンの軸は意外とほっそりしてますよ。

粒の配置が揃っているのも健全な生育の証ですね。

野菜の一番良い時を楽しんではいかがでしょう。

スイートコーンの栽培についての記事、スイートコーンは絶対つくるべき 栽培した人だけの特権 【栽培方法と適期】に掲載しています。