キュウリの育て方【最も素直でデリケートな野菜、こまめな管理をしましょう】

きゅうり

大体こんな感じで作り易いよって、チラシを見ると書いてあります。間違いではありません。上の文章を見ると簡単に作れそうに思いますが意外と面倒。

この記事ではキュウリの育て方について解説しています。キュウリは、こまめに管理する野菜です。そのこまめな管理とはどのような事なのか。

太字の部分の流し読みで大丈夫です。基本的なことが意外と見落としているかもしれません。

キュウリ栽培は、こまめな管理で後々の生育が変わります。

キュウリは、ポイントを抑えれば簡単ですが、野菜の中でも特に手間がかかり、世話をこまめにしないといけない野菜です。

種から育て収穫までたどり着けたら貴方なら、大抵の野菜は作れるようになっているはず。

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キュウリの種まき~苗の手順

キュウリの種まきは、プラグトレー(128穴)以下のものを使って定植の30~35日前に種まきをします。また、キュウリをかぼちゃと接ぎ木をして根の張りのよい強いキュウリ接ぎ木苗をつくる事ができます。

①種子はプラグ1粒まき種子の厚さの3倍程度の覆土を行う(キュウリ3~5mm程度)
②その後軽く灌水して湿らせた新聞紙を敷き、その上にポリフィルムをべたがけして保温します。播種後は、発芽まで地温を27℃位に保ち、一斉発芽させます。発芽にムラがでるキュウリの軸が徒長し、後々9㎝鉢に移植することもあって効率が悪くなります。
③発芽したら、すぐに新聞紙を取り除き、日中は被覆資材の中が高温になるのでを取り除きます。また、トンネル換気も徐々に行ない、温床内の湿土と気温を徐々に下げて、徒長を防ぐことが大事です。

セル苗のポリ鉢への鉢上げ

セル苗は、キュウリが本葉1枚で鉢上げになります。その場合9cm径のポットに鉢上げして、定植まで温床内で育苗します。

鉢上げ時は予め鉢土に灌水し地温を高めておき、活着まで地温をやや高くしておきます。

活着後は徐々に気温を下げ、定植2~3日前には定植ほ場と同じ条件に馴らします。(これを順化と言います)

土壌改良と施肥

pH6.0~6.5を目標に石灰資材(有機質石灰)で酸度矯正します。

施肥は、有機質肥料を主体に全層施肥と溝施肥を組み合わせるとよい。これは、肥料をできるだけ切らさないようにし、必要な時期に養分を吸収することができるからです土壌条件によって施肥量を加減します。

肥料の目安として、1アール当たり窒素2kg、リン酸2kg、カリ1.5kgが成分量となります。

キュウリの定植

これがキュウリにとって重要な作業。定植です。

9㎝ポットの大きさとして本葉3~4枚の苗を株間75~90cmで定植します。
定植は晴天の暖かい日に行なう。

床面より1cm程度高くなるように浅植えにし、マルチ穴を土でふさぐ事。

定植後、株元灌水を行い、株元が湿っている状態を保つ。

この↑ポイントは、できるだけキュウリを痛めないようにする、また、マルチの植穴から高温のガスが出ないようにする事を意味しています。

活着後の側枝の摘除は、活着を確認してから行うようにしましょう。慌ててするとキュウリ苗が折れます。折れなくても傷が入ります。

すると後々の病気の原因となります。活着の目安ですが、朝、葉先から水滴が出ていれば取り敢えず活着したという証拠です。

キュウリの誘引

もう少ししたら、キュウリに支柱やネットなどでしっかり支えてあげる事が必要になります。

キュウリの巻きツルが出始めると、キュウリはしっかりしがみつく所を探しています。中々捕まるところが無いと、キュウリの茎が折れたり、ねじれたり、キュウリにとってストレスが溜まりますから、早めに支柱やネットでキュウリの主軸を固定しましょう。

キュウリの摘葉・摘果

初期生育を旺盛にするため、主枝の10節目までの果実は小さいうちに摘除する。樹勢が弱い場合は、さらに主枝の果実を摘除し、樹勢を保つためします。

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キュウリの水やり(灌水)が収量を決める。

きゅうりの水やりは、できるだけ午前中の早い時間に行いましょう。

キュウリの土は乾かさない

生育初期から収穫始めまでは畝の肩部に、収穫盛期は通路にも灌水しましょう。キュウリは根が浅く広くなので通路にも広がります。

キュウリは乾燥に弱く、水の影響が非常に大きいです。

枝1番果の開花、肥大期から少量づつ灌水を開始し、開花数が多くなりしだい灌水量を増やしていきます。

水分不足により、曲がり果等奇形果の発生が多くなり、側枝の発生も悪くなります。

キュウリの果実は、ほとんどが水分ですし、生長も早い為。

マルチ下の土壌状態を確認しながら、低温期には少量、収穫期には十分におこないますが、水浸しはダメ。

乾湿差を少なくするという事です。

キュウリの収穫開始からの管理

キュウリはとってもデリケートな野菜ですのでこまめな管理作業が必要になってきます。

キュウリの株の樹勢が良いとキュウリの雌花が大きく、樹勢が弱いと小さくなります。

因みに↓の画像は雌花の長さが4㎝以上、付け根が太くないと正常なキュウリにならないという事です。

手の指4本分ですね。

キュウリの整枝

主枝は、支柱の上部のまで伸びたら摘芯(150~200㎝)する。品種にもよりますが脇芽は、葉2枚で芽を止めます。

8月下旬以降は気温の降下とともに、側枝の伸長が穏やかになるので摘心せずに伸ばします。

キュウリの日々の水やり

過乾・過湿が繰り返されると根の老化が早まり、樹勢が低下します。そこで、キュウリはマルチ栽培をしたり、ワラなどを株元に敷いて土の乾燥を防ぎます。収穫開始後は、できるだけ通路がやや湿っている状態を保つようにしましょう。

キュウリの摘果・摘葉

曲がり果は開花時からすでに曲っているので早めに摘除しましょう。

成り疲れや肥料切れをおこして、奇形が発生してきたら思い切って摘果すると株の負担が無くなり回復が早くなります。

摘葉は、定植後20日目頃から病害になった葉や(罹病葉・老化葉)を中心に行います。

1回の摘葉は、1株当たり2~3枚が限度です。

キュウリの形がおかしくなってきたら生理障害を疑いましょう。

生理障害の例

曲がり果
肥料切れ、日照不足、水分不足のほか、葉に病気が発生して葉の機能が低下したときに発生が多い。

極端な摘葉や整枝を避け、肥料切れしないよう早めの追肥を行って樹勢を維持します。

尻太り果
徒長や日照不足で、茎葉の栄養状態が悪く、開花から果実の収穫までの日数が長くかかるようになると発生しやすい。

尻細り果
高温・乾燥が続いたり、すでにに多くの果実が着果していて負担が大きくなり、草勢や栄養状態が低下したときに発生が多い。

曲がり・尻太り果・尻細り果はキュウリの株が疲れたり、老化したりしてきた場合に起こります。

症状の重症度は、曲がり果は軽傷で、尻太果が重症、尻細り果は虫の息、って感じです。

落下傘葉
未展開葉が縁ぐされ症状となり、この葉が展開すると葉縁部のみが下方に湾曲し落下傘状の葉となります。

葉がキノコの様に湾曲して、縮まった葉になります。これはカルシウム欠乏症状であることが明らかにされているが、土壌の乾燥やアンモニア態窒素の集積、塩基のアンバランス等によってカルシウム吸収が不良になると出やすいです。

 

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