マクワ瓜・漬瓜を育てよう。昔懐かしい農家の味【ギャル瓜・かわず瓜】

マクワ瓜・漬瓜を育てよう。昔懐かしい農家の味【ギャル瓜・かわず瓜】

まくわ瓜・漬け瓜は夏の風物詩であり、日本の夏!

残暑が厳しい~今日この頃。

「あっさりしたものしか食べれない。浅漬けとお茶づけ食べたい(;^ω^)」

まくわ瓜と漬け瓜の違い分かりますか?

加工するか生で食べるかです

日本では伝統野菜として多いのがウリです。白瓜青瓜と呼ばれているものはウリ科の蔓性植物になる果実の総称で、マクワウリの変種と言われています。

青うり、白瓜は、甘くならなかったマクワ瓜です。

まくわ瓜は(もともと岐阜県真桑村で作られていたことから来た由来です)瑞々しい、メロンほど甘くなくあっさりした甘みとすごく良い香りが特徴的な夏の暑い日にはとっても、美味しい。

コチラは銀泉マクワ瓜。しま金冠って呼んでいます。

シャキッととした肉質。ですよね~。

メロンを否定するわけではありませんが高級メロンに比べ手ごろであっさりしていて食べやすいですね。庶民の味(笑)?

香り豊かで、それでいてしつこくない。日本人が愛すべき品種ではないでしょうか。

日本でも地域によって在来の瓜が多いのも大きな特徴です。古くから使われてきたんでしょうね。

そんなまくわ瓜ですが、実は意外と少ないように思います。スーパーに行ってもメロンはあるけど

まくわ瓜が少ない。

プリンスメロンや雑メロン、アールスメロンなどメロンが多いです。ちょっとお高い感じのメロンが幅を利かせています。

そんな時は直売所へレッツゴー(^_-)-☆しま金冠瓜が沢山並んでいます。

市場には出回らない。

つまり農家の食べる楽しみの野菜と言うこと。

これがとっても大事。まくわ瓜は自分で種取して、自分の畑で簡単に作れ、農家の夏のおやつだったんです。

だから伝統的に今も在来種が残っている野菜なんですよ。

所得を得るための野菜ではなく農家が食べるために「残したい」

と思っている野菜です。

思い出話です。

メロンの産地では、規格外のメロンが山盛り、メロンを縦割りスプーンですくって食べてます。でも、甘いので半分は十分飽きてきます。甘くて食べれません。わたしも農業研修でメロン農家の農舎に寝泊まりしてたことがあったんです。とっても甘い香りで、メロンの規格外に囲まれて寝てました。めっちゃ嬉しい~

って思っていたのは最初の2日、メロン3日食べた頃には、メロンではなくなり、ただのサッカーボールに見えました。

そんな農業貴族もいます。

漬け瓜は漬物でこれまた、夏バテ防止の塩分補給に最適ちょっとつまみ食いです。

コチラは黒瓜の浅漬けです。

マクワ瓜品種

果実の肉質はメロンに比べて硬く、薄いのが特徴です。古くから食用にされていてメロンに比べて甘みは少ないです。また地方品種の数が多く、果皮の色や形など変化に富んでいます。今流通している品種は「銀泉まくわ」「金俵」「甘露」「ニューメロン」「一口メロン」等です。このほかにもあると思いますが交配種でない「在来種」お持ちの方いらっしゃいましたら是非大事にしてくださいね。とっても貴重な逸品だと思います。

漬け瓜の品種

これは地方の在来種が非常に多いですね。浅漬けをはじめ、奈良漬、糠漬け、味噌漬け、焼酎付けなど色々な漬物にする事が出来直売所や観光物産展には必ずあるといっても過言ではありません。

「白瓜」「青瓜」「黒瓜」です。どう違うの?

1つは見た目です。青いか白いかです。

ここで食べ方による品種の使い分けですが、私なら浅漬けなら「黒瓜」。奈良漬け粕漬けなら「しろうり」です。どっちもいけるのが「青瓜」です。

最初に話した通り、地域の伝統的な料理の使い方によって変わってきたものであるため、大きな違いはありません。

強いて言えばです。

「しろうり」は肉厚。は結構大きく40㎝以上の大きさで、重量も重く、ゴロゴロ成る豊産種です。「沼目白瓜」なんか有名です。

白瓜の粕漬け、奈良漬けのあのコリコリした歯ごたえと飴色になって旨味が凝縮された奈良漬は至高の一品になります。

「黒瓜や青瓜」は比較的小ぶりの薄皮で、若もぎして食べます。

若い果実がとっても柔らかく果皮も薄くて浅漬け用の品種ですが、粕漬けにもできますし美味しいです。

またクセが少なく、きゅうりのような青臭さもあまりないので、生のままでも食べられますが、炒め物や煮物にも使えます。

「黒瓜が黒くない」問題

しかし、私が知っている「黒瓜」は今ではほとんど見かけることがありません。黒瓜ってほんとに黒かったんです。今の黒瓜は私には青瓜にしかみえません。種の袋の写真に何度も騙されたことか。( ノД`)シクシク…もし黒い黒瓜の種子持っていましたら、ご連絡いただけると泣いて喜びます。

まくわ瓜・漬け瓜の栽培方法

まくわ瓜は丈夫で育てやすく、家庭菜園向きの野菜。って言われます。それは瓜類の中では比較的簡単ということで、キュウリやメロンに比べると簡単ということです。

マクワ瓜・漬け瓜の栽培の特徴

マクワ瓜とはウリ科の1年草で、原産地は諸説ありインドやアフリカ、中国などといわれています。適温は25~30℃でやや乾燥気味の気候をこのみます。phは6~7の間なので、アルカリ資材(有機石灰)を入れて少し調整が必要です。

畝立てして、排水性を良くしてください。ちなみに漬け瓜の方が作りやすいかもしれません。肥料が甘瓜の方が多く必要だと思います。特に「銀泉マクワ」「金太郎マクワ」「金俵マクワ」は漬け瓜に比べて多く肥料がいります。

漬け瓜はよく生育し株の勢いが強いのですが、それ以上に瓜がなり株の負担が大きくなります。そうなると肥料切れをおこし、株が弱まって病気になることが多いです。

栽培のポイント

品種

品種は「かわず瓜」「ギャル瓜」と言う品種を使いました。福井県の伝統野菜として一般的に作られています。

その特徴は歯もろく、やわらかい肉質と皮が薄いのが最大の特徴です。

見た目がカエルの背中に似ていることからそのような名前がついています

ねっ(^^♪見た目でしょ。

伝統野菜の特徴はその地域の家庭で一般的に作られ、美味しいから今まで種取して継承されてきました。

食感が奈良漬けと違って、皮が当たらずしっとりやさしい、お上品なお味。

ただし、果肉の部分が薄いのと、やや小ぶりの1つが800g程度なので数を沢山作らないといけないですね。私は農家なので沢山作ります。

そのような伝統野菜を加工し、粕漬けとして販売しています。

一度にたくさん成らせると形や熟期がそろいます。

瓜は一株当たり同じタイミングで6~8個成らせることを目標にしましょう。

それにはツルを3~4本伸ばす必要があります。

上の画像はかわず瓜の栽培風景です。

親づるは本葉5~6枚で摘芯し、子づるを3本残しています。

・その子づるの7節までに出た孫づるは早めに除去し、8~11節から出た孫づるをに着果させます。

・3本のツルを長めに伸ばして、1ツルに2個成らせて合計6個取る。

可能であれば開花時に雌花着生節から上の葉2枚を残して摘芯します。

その後、長卵形の果実がついている結果枝を2本残します。やってください。私はそこまでできませんでした。

なぜ、一斉にならせるのか。

瓜科の植物は一株に成らせる数がある程度決まっています。それ以上だと実が落ちます。

なぜなら、果実が大きくなればなるほど株に負担が増え、その先に栄養がいきわたらなくなる、そのためツルの根元と先では大きさや形が崩れてくることが多いです。それはどちらの果実もダメになるのです。

もう一つは、収穫のタイミングをできるだけそろえる事です。毎日瓜を収穫することができませんし、収穫のたびにツルを踏みつけ、ツルが傷みます。その為収穫のタイミングをそろえ、3回までの収穫を行います。

例えば、ウリ科の野菜、かぼちゃは4本伸ばして1つるに1つで最大4個スイカは一株に2本ツルを伸ばして1つるに最大2個高級メロンは1株に1つる伸ばし最大1個です。品種や栽培方法によって若干違いますが、だいたいこんな感じです。

マクワ。漬け瓜類は、他花受粉です。その為受粉作業は本当はした方が良いのですが、数が数だけに難しいので、しません。

でも、大丈夫です。製枝がしっかりできていれば、雌花と雄花がどんどん咲き、着果が安定するまで咲き続けます。

株さえしっかり作れば成ります。こうなります。

こうなります。( ´艸`)

瓜の収穫

マクワ瓜・漬け瓜の収穫適期は、花が咲いてから40日程度で収穫です

収穫前の果実の表面が青みがかかっていますが、収穫適期になるときれいなレモン色になり、黄色が濃くなってきます。

その後ツルと果実の付け根の部分に円形のひび割れが発生してきます。それが収穫のサインです。

また、収穫適期には、葉色がかなり薄くレモン色になってきます、芳醇な甘い香りがただよっていますので、すぐにわかりますよ。