大根の栽培について解り易く解説【中級者向け 障害】

大根の栽培について解り易く解説【中級者向け 障害】

土づくり【準備が大切】

何よりも排水性がまず第一です。地下水位が高いと嫌がってそれ以上大根が伸びません。また、葉が黄色くなって生育ふりょになります。

たい肥は毎年施したほうが良いですが、大根のお肌が荒れるのでできるだけ前作の時に施しましょう。因みに大根までなにも作付けしない場合は、太陽熱消毒しておくと、病害虫や雑草が生えにくくなります。

肥料はなんでもいいと思いますがやや多めで有機肥料と化成肥料を混ぜて元肥中心で行きましょう。事前によくなじませておく必要があります(1週間程度)。なぜって、大根は収穫まで60日程度、追肥の季節は寒いから効きにくいからです。

播種・間引き【一発勝負】どうしたいかは、あなた次第!

 

この画像には大根が3本生えているのがわかりますか?この画像は重要なポイントです。

なにが違うのがわかりますか?この大根は同じ時に撒いた種です。ところがこんなに生育が変わってきています。これが間引きしている答えです。間引きしないとこれくらい生育が変わった来るんです。これを知っているかどうかです。

早く太い大根にしたい。細くながい大根にしたいか。決めるのはあなたです。そう結構密に植えてあっても大丈夫なのが大根です。

つまり、太く早く収穫したいなら、また夏場の暑いときは株間30センチ位あける。

細く長い期間収穫したいなら、また冬場なら株間20㎝位あける。のです。

マルチで間引きして1本にした場合は大きさがそろいます。当然ですね。だって揃えてるんだもん。でも中々手間がかかります。

中規模10アール以上大根を作るとしたら以下の手順になっていきます。

大根のは種は簡単な播種機「クリーンシーダーで種まきするととっても便利です。大根の大きさに合わせた穴に1~2粒ずつ等間隔に落としてくれます。ポイントは、絶対覆土しないといけません。光があたると生えません。なので種はちゃんと土に隠してくださいね。

間引き作業は手間なので何回もしません。規模が大きくなるとそこまで手が回らなくなるのでも1回です。

もう一つのポイントは播種する時期です。8月下旬ではまだまだ残暑が厳しいですね。9月中旬では少し遅い。ここの見極めですね。早く撒けば病害の恐れがある。遅くまけば病害虫は減るが、生育が遅れる。私は9月初旬と決めていますが、皆さんの地域のベテランさんが撒く日を聞きましょう。聞いて怒るひとはいないです。喜んで話してくれると思いますよ。 ( ´∀` )

生育初期

ここでは、条間70㎝取ってます。1~2粒まき・株間は15㎝です。最初の画像は種まきして、5日後です。2枚目の画像は20日後です。本葉4枚程度で畝間を起こします。小さな雑草を打ち込み、土を柔らかくします。

害虫防除【最初が大事】

また、初期の害虫被害が致命傷になるので、発芽後2週間程度はしっかり様子を見てあげてください。2日程で全滅ってことも…原因は、たいてい「ダイコンサルハムシ」「キズジノミハムシ」この葉虫が原因です。

毎年出るなら、きっちり防ぎましょう。去年出来たから今年は去年通りで大丈夫って思っていませんか?それは大間違いです。害虫もおんなじ事思ってます。「去年ここにいい大根あったから今年はもっと大根かじれるよ」ってね。

生育中期

中耕・培土をします。2回目の条間を耕します。これは、中耕管理機でしています。もっと大規模になるとトラクターのような乗用もあります。

繰り返しになりますが株間が広いと大根が早く大きく太ります。株間が狭いと細く長い大根ができます。太陽の力を十分に得ることができるかどうか。この時期は時間があれば15㎝より狭い所は1本にします。

同時に大根に土寄せし大根の生育を促します。もし大根の葉の色が黄緑ががかっていたら肥料が足らないこともあります。この作業の前に追肥として全体にまいてから作業すると土と肥料がなじんで、効き目が促されますが、追肥は効き目が穏やかなので。ここまで来たらあ、あとは見守るだけ。

収穫期

収穫期に近づくと大根の見た目もちょと変わってきます。葉の外葉が垂れてきます。傘のように均等に大きく広がっていた葉が、少しばらけたように見えます。また、大根が地面からせり出してきます。下の画像見てください。

大根に土がついていますよね。これサルが引っぬいた訳ではないです。( ´∀` )大根が勝手にせりあがって来たんですよ。「もう、ぬいて~」

10㎝位あるでしょうか。しかも短時間で!これが収穫適期です。

もともと土が浅かったのですが、それでも30㎝は地面に根をおろしています。

早朝、みんなで一斉に収穫です。大根がそろってすべて収穫できました。ちょっと曲がりましたが、漬物なら問題なし。

まとめ

いかがでしょうか。規模によってやり方が変わってきます。しかし押さえておくポイントは同じだと思います。

①種まきと間引きは収穫したい大根によって、やり方をを変えます。太く大きい大根をできるだけ早く収穫したいなら、できるだけ間引きをこまめに広く株間を取る。長い間、細く長い大根が欲しいなら間引きを少なく、間引き間隔で長く収穫しよう。

②害虫は、いつもあなたの畑を見ています。人間「今年良いもの採れたから来年もここでちょっと早く沢山やってみよう。」虫「今年ここにこんないい大根がたくさんあったね。来年はもっとみんなで食べちゃおう。」きちっと害虫対策をしましょう。害虫が発生してからでは手遅れになることもあります。

③大根は高温・乾燥が苦手です。播種のタイミングがすべての作業に影響します。なので地域に見合った時期が絶対です。早撒きは私はおススメしません。失敗の原因はここにあると思います。また、大根の収穫適期はあっという間にやってきます。収穫適期を逃すと芯いり原因になることもありますので注意してください。

根の障害の対策

又根

未熟たい肥や肥料などのある所に、根が伸びてきた場合、根の先端が痛んでしまったことによることで起こります。したがって、大根の肥料はなるべく早く土になじませておく、たい肥は前作の時にいれ、大根作には使わない方がいいと思います。

ス入り

切ってみると中がスカスカのスポンジのようになっていること。瑞々しい感じではなく白く濁って見えます。根の肥大が急激に起こるような場合です。肥料と気温に影響されてこの症状が起こります。なので早撒きしないようにお願いします。皆さんの地域に合ったまき時です。私の地域だと9月入ってからですね

上の縦割りした大根見てください。先の方が黒い筋が入っているのがわかりますか?

では、青首のところはどうでしょう。切ってみるとこんな感じで白くなっているのがおわかりだと思います。こうなってしまうとほとんどの大根も同じ症状です。全て無駄になってしまいますね。

裂根

大根の根に縦にひびが入る現象です。これは中と外の根の成長バランスが崩れて起こるので株間が広い所に多く発生します。少し株間狭くしてみてください。

網入り

根の表皮に網目があるように見えます。これを網入りと言います繊維が固いです。高温・乾燥状態で起こるので気を付けましょう。

ps あと腰痛にご注意です。

 

 

おこもじ屋

CTA-IMAGE 小さな町の野菜を使った、素朴なお漬物。 野菜は有機肥料を使い、農薬を減らした野菜本来のそのままの味をお届けしたい!そう思いました。生産農場直営の漬物屋が無添加・無着色で、安心なお漬物をお届けします。