トマトの育て方、仕立て方で気になる点と【トマトが好む水やりと肥料】

トマトの育て方、仕立て方で気になる点と【トマトが好む水やりと肥料】

トマトの仕立ての方法とわき芽かきの動画も付けました。初心者でも簡単にトマトが作れます。

「トマトを植えたけれど、赤くなる前に枯れた。」

「花が咲いたけど、トマトが成らない」

「なぜか花や実がつかない」

「実がついてはいるけど、少ない」

ということありませんか。

そこで今回はトマトを育てるもっとも大事なことだけ、お伝えしたいと思います。その前に「トマトを植えたら、毎日見てあげましょう」

「花が咲いた」「実が1つなった」「トマトの形がおかしい」等なんでも

それだけでも随分とトマトの生育が良くなります。ほったらかしが一番よくありません。

トマトの品種

品種は大玉トマト(桃太郎、麗容など)より、ミニトマト(千果、キャロルシリーズなど)の方が圧倒的に作りやすい

また初心者は、大玉トマト栽培は3段目までを目標に作りましょう。

トマト苗の選び方

苗は、接ぎ木苗を購入します自根苗は1本80円程度、接ぎ木苗は、150円程度します。

割高ですが、台木(根の部分)は、同じトマトですが、病気に強く、養分を吸収する力が強い品種が使われています。

穂木(上のトマトが成る部分)は普通のトマトで味は変わらず問題ない。

購入苗を、人工的においしいトマトに品種改良されたものがほとんどなので、

放っておいても大玉トマトは咲いた花の半分しかなりません。((最近自家受粉するトマトも開発されてきました(2018))

詳しくはトマトを育てるのがもっと楽しくなる方法。受粉と着果の仕組みをわかりやすく解説 【トマト栽培】

をご覧ください。

ミニトマトは放っておいても成ります。

トマトの管理は、慣れれは簡単

人の手で管理してあげます。トマトが安定して採れるように枝を整えたり、追肥したりするんです。

畑でトマト栽培では

大玉トマトは、1本仕立て

ミニトマトは、2本仕立て、もしくは途中から3本仕立てにする

プランター栽培ならミニトマトであっても1本仕立てです。

これは、トマトの株自体の担果力と言って、トマトを成らすことができる数がある程度決まっているので、小さなミニトマトは2本に枝を伸ばしても沢山なることができます。

しかし、大玉トマトは1本の枝になっているトマトの分だけしか根が養分を供給することができない。

トマトの製枝と摘果作業

それでは、おさらいです。

トマト栽培初心者のまとめ

①品種はミニトマトが簡単

②接ぎ木苗を使う

③製枝。大玉トマトは1本仕立て、ミニトマトは2本仕立て、プランターなら1本仕立て

④大玉トマトは摘果して1房4個まで。ミニは摘果しない。

⑤水やりは、常に一定の量になるように。

トマトの仕立て方と脇芽かき

整枝とは

収量や品質を上げるために樹形を整え、実のつきをよくすることが目的です。植物は育てていると、水やりをして、病害虫に気を配っているだけでは、花や実のつきを改善することができません。そんな問題を解消するために、整枝を行います。整枝の方法として、脇芽かき、下葉取り、誘引、等があります。

トマトの成長する規則性についてお話します

トマトの絵で確認しながら読んでください。

トマトの生長と特徴を知りましょう。

  • トマトは、種まきしたらまず双葉が2枚出ます。
  • 次に本葉が出ますが、大きく育つにつれ本葉7枚付きます。まだトマトがなる花(花房)が付きません。
  • そのあと8節目か9節目に花(花房)トマトの赤ちゃんが付きます。
  • そしてまた葉が3枚付きます。
  • そして花(花房)が付きます。
  • のち花→葉2枚→花房と連続します。
  • 花は同じ方向を向きます。

この規則性が栽培期間中は常に行われています。

なぜ最初に葉が7枚つくのでしょう。

これは、トマトがなってもそのトマトを育てる体が大きくないため。

つまり最低減必要な養分を吸収できる葉の面積、光合成して養分を作る最初の葉っぱが最低7枚分が必要

とトマトが考えているからです。

本や動画でトマトを見ると上に伸びているように見えますが、キュウリのように上に上がりません。

巻きツルもありません。本来の岩肌をのぼることはできません。

だからそれに近いように、人間がその環境を整えてあげる、つまり仕立てる栽培しています。

本来は地面を這うものです。加工用トマトは地面を這うように育てます。人間の都合とはどうゆうことでしょう?

これが栽培です。少ない面積で沢山トマトが採りたい、きれいなトマトを栽培した結果です。

トマトの仕立て方

大玉トマトなら1本に仕立てます。上の図のようにします。あくまで3段目を目標にしてください。

これは、3~4段目が一番形やおいしさが乗っている位置だから、4段目以降はもうひと手間かかり難しくなるからです。

芽かきをしましょう。芽かきの方法

・主軸と葉の間から出てくる芽をワキメと言います。上図参照これを全部小さいうちに摘み取ります

5㎝位までなら手でポキッと取れますが、それ以上になると主軸も一緒に追ってしまうので注意しましょう。

もう一点注意しないといけないのが良く主軸(伸ばす茎)と脇芽(摘み取る茎)を間違えることがあります。

見分け方は、茎と葉の間から出ている芽がワキ芽。

近くに果房がついている茎は主軸(伸ばす茎)です。最初はよく間違えることがありますが、慣れれば簡単です。

こうしていくと主茎が1本上に伸ばしていきますね。

大玉トマトを摘果しましょう。

摘果とは、果実(トマト)の数や大きさを揃え、トマトに栄養分がいきわたるように余分な実を取り除くことをいいます。

ミニトマトには全部実をつけてください。

摘果の方法

トマトの摘果の数は1房当たり3~4個。
トマトの大きさを揃える。鬼花や後で出来た小さい果実は摘果の候補です。
トマトに病害(カルシュウム欠乏症・尻腐れ)のあるものは摘果します。
摘果を始める時期は、トマトの大きさがピンポン玉程度になったら始める。

この作業では形が悪いトマトを選別して形の良いトマトの実を揃えています。

さらにトマトは常に実をならせながら、成長もしています。バランスが大事。

従って、下の方に実がなりすぎていると上まで栄養が行き届かないので花が小さく弱っていきます。

逆に下に実がなっていないと上に栄養が行き過ぎて、実がならないツルボケ(栄養過多)になってしまいます。

トマトが好む、灌水(水やり)と施肥(肥料のやり方)。

トマトはツル性です。乾燥を好みます。

仕立てないと光合成ができなく、必要な養分が少なくなります。その為、たくさん収穫することができません。

トマトの特徴

トマトの花ですが、茎に細かい毛のようなものが生えているのが解ると思います。

解りにくいかもしれませんが、茎や葉、トマトまで毛におおわれています。

この毛から水分を空気中から吸収することができるのです。

これって、めっちゃ、乾燥に強い植物の特徴。

トマトの原産地

トマトの原産地は南米ペルー、エクアドルの高原です。気温は20度前後の、乾燥地帯です

なので日本の夏のように30℃を超すと暑すぎてトマトが着果しない。

トマトの原種の生息地は岩や石がごろごろしていてそこを這うように隙間があれば根を伸ばしています。

トマトの花は地面の岩に近い所にあり、ヒンヤリして涼しい所で花が咲き、着果します。

水やり(灌水)

「やるならやる。やらないならやらない。」

中途半端はだめ。水はトマトに与えるなら与え続けてください。あげないなら極力あたえないでください。

乾燥したところで育ったトマトは湿気がとても嫌いです。病気になります。できるだけ高畝にしましょう。

トマトの出来は雨(水)をコントロールできるかに決まるといっていいです。

肥料のやり方(施肥)

トマトは地中深く根を下ろします。なぜ?

トマトは乾燥地帯の作物でツル性なので茎のどこからでも根を出します。言い換えれば、水を取り込むことに貪欲。

トマトの茎を触ったことがある方はご存じのことと思います。細かい毛のようなものが生えているかと思います。それは空気中の水分を吸って水を取り込めます。

乾燥地帯は水分が下から上に移動します。その水に乗って肥料成分が移動し土の表層に養分がたまります。

だから、根を深くおろし表面より、下の水を求めます。

薄めの肥料養分を畝全体に混ぜておくことが重要です。

そしてじっくり下に根を張らせるために最初は肥料は少なめ、後半にこまめに追肥する事。

これが長く美味しいトマトを作るポイントです。

動画ではやや強めに肥料をあげています。茎もやや太めの男性親指の太さぐらいでしょうか。花数はやや多め(4~5花)にしています。下の方にできる花はトマトが大きくなりすぎるので、ちょっと売りにくい大きさです。

 

私のトマト栽培は肥料を多めで強く作っています。

個人的な感じですが、トマトの果実は、湿度・温度の変化や直射日光に当たることによって、果皮が固くなったり、裂果、着色のノリが悪くなります。

近年の夏は暑すぎて、葉で日陰と湿度を作っています。葉の蒸散により湿度もある程度一定になります。

特に夏秋栽培なので高温に注意しています。30℃で限界なのに40℃近くになることもあるハウス栽培では、

「あちーもうダメ、って言葉が聞こえてきますもん。」

その時はお互い「バテバテ」

私のトマトは、日陰を作って、湿度の差をできるだけ減らした作り方をしています。

理由は、皮がとっても薄くて食べやすくなるからです。湿度の緩急や直射日光に当たると皮が固くなります。

因みに、トマトの果房を下から数えて第一果房、第二果房…第三果房…って数えます。

大体ですが、第八果房が花咲くころに第一果房が着色して収穫を迎えます。日数にして55日程度でしょう。

トマトが一番美味しいのは3~4果房の200g程度のものを冷やさずそのまま丸ごと「ガブリ」がすきです。

ね。mariさん。モグモグタイムですか?

〈mariさんからも一言〉

え~~

それでは…  ゴクリ。

トマト汚れの落とし方

摘果・誘引・芽かき・収穫作業ではトマトを触ります。そうすると手が真っ黒になるよね。

これが中々落ちないんだよね。トマトは茎・葉・果実に小さな毛が生えている。それがべちゃっとした触感。

またトマトの慣れてないと皮膚がかゆくなったりするから気を付けてね。

トマトの果肉である程度汚れを落とすこともできるよ。手についたトマト汚れなら、トマトの果汁で良く落ちるよ。

一番は手袋や汚れてもよい格好で作業するのがいいよ。洗濯してもなかなか汚れが落ちないので、色の黒い服を着ています。

日焼け対策も兼ね一石二鳥♡

夏バテ予防に生のトマトジュースは格別です。

ミキサーで規格外のトマトをそのままジュースに、農家の人も買ってくれます。

「規格外を沢山ほしいんだって。」

いい意味?悪い意味?まあどっちでもいいけど、

とれたて新鮮完熟トマトジュースが飲めるのはつくった人の特権です。

夏バテ、気をつけようね。