トマトを育てるのがもっと楽しくなる方法【摘果と日射】

トマトを育てるのがもっと楽しくなる方法【摘果と日射】

トマトがだんだん大きくなって収穫も近づいてとても待ち遠しいですね。トマトが完熟を食べれるのは栽培した人の特権です。!(^^)!収穫するトマトがもっと楽しくなる方法を今回はご紹介します。トマトはうまく管理すると1年中栽培することができますし、作り方次第ではとっても甘くてきれいなトマトを作る事ができるのです。

しかしトマトに適した環境を1年中維持することは、環境を制御できる施設が無い限り難しいので、一般的にはトマトに適した時期だけ栽培しています。その期間を無駄なくトマトを取り続けましょう。

今年の梅雨、ほんとヤダ(+_+)。トマトにとっても良いことはありません。その為には、トマトを収穫もするし、次のトマトを育てることも同時進行で行います。トマトを長く沢山取る為の大事な作業ですので是非やってみてください。

トマト栽培がもっと楽しくなる方法

摘果とは

成熟前のトマトの実を選別して摘み取る作業のことを言います。トマトの実の数を揃え制限することによって、根からの養分をより多くの実や茎葉に栄養を回すことになります。

そうすることによって、大きさのそろったトマトを沢山収穫することができます。

ではこの作業をしなかった場合どうなるのでしょう。

トマトが実の負担に耐えることができず、実を小さくしたり、花が咲かなかったり、実を落としたりします。トマトの株、自身が負担を軽くしようとするわけです。

摘果しなかったらどうなるのでしょう。下の画像は摘果していないトマトの株です。下に沢山トマトがぶらぶらなって良さそうなのですが

上の方の成長点の方に向かうとコチラになります。

あれれ(+_+)

トマトがなっていない。枝もなんだか細く元気がない。これがトマトの株の負担が大きくなりすぎて成長している所に栄養が行き渡らなくなった症状です。

本来の成長点の姿がコチラです。

生育初期の頃は、あきらかに樹勢が強いのがわかります。

 

栄養不足の診断と症状

・トマトの葉が斜め上に開いている。葉の色が薄い。

・花の色が薄く、小さい。トマトの実が付かない。

・茎が下の方に比べ急激に細くなっている。

上の画像はトマトの栄養不足の症状です。

解決策は、トマトの数を整えること

トマトは1房に4~5個のトマトをならせるのが理想とされています。数を減らして4個に揃えます。

ではどのように揃えらた良いのでしょう。大きいのを残して小さいのを取りますか?それとも大きいのを減らして小さいのを残しますか?

答えは、同じような形、大きさで揃えます。

摘果の方法 どれを摘果しますか?

私なら

黒い〇の一番大きなトマトを取り、他の青い〇のトマトを残します。こちらの選択の見方です。

・もっとも4つ以下の場合は、樹勢維持の為摘果はしません。

・穴あき、チャック、奇形は、第1候補。

・1番最初になるトマトは奇形になり易い。ので第2候補。

・先の方に咲いた花は大きくなりにくい。ので取り除く第3候補。

消去法ですね。樹勢と収穫する果実のそろいを考えて4つにします。

こうすることで、出荷できない無駄なトマトをなくすことができ、また、樹勢の維持を図ることができます。トマトを若いうちに選別していく感覚です。収穫した時にきれいなトマト沢山あると楽しみが増えますね。

因みに、実際行ってみました。

下葉も収穫間際になったので取り除いています。

右半分だけ下葉を取り除き、「摘果作業」をしてみました。光が下の方にまで届いているのがわかります。でも実際4つにするのって難しいですね。理想と現実のギャップを感じています。

こんなのも摘果の候補です。食べても問題ありませんが、売ることはできません。害虫(スリップス)による食害です。

 

樹勢が弱っている原因は、摘果と肥料切れ?

単に栄養不足なので、肥料を沢山あげればよいのでは?と考えてしまいがちです

上の表は、畑の「EC」を6月~7月に測定した推移グラフです。トマトの畑の肥料の増減を常に測定しています。

これを見ると肥料を与えているので土の肥料濃度は増えているのがわかります。肥料は十分にあるのです。これ以上肥料を与えてもトマトにとって良くなるとは思えません。

原因は肥料ではありません。では何が原因でしょう。

開花、結実と日照

トマトは光に対して、とても敏感な作物とされ、冬期や日の当たらない栽培ではしばしば多くの落花が見られます。そこで、実験的に光の量を調整して落花をするかどうか試験した結果がありましたので載せておきます。

トマトの落下に及ぼす光の強さの影響

光の強さ(%) 第1花房 第2花房 第3花房
100 10.8 11.7 23.1
75 30.2 45.5 38.7
50 38.9 68.2 81.8
25 68.3 74.9 91.6
15 73.5 100 100

出典:トマト大辞典、1946年、藤井

これは何を表しているかと言うと、例えば、光の強さが100%であったなら第1花房は10.8%落下するという試験結果です。これによると光の強さが50%の場合、第3花房では81.8%落花するという試験データです。つまり日照不足の時は、8個花が咲いても1~2個しか着果しないということですね。

結構、深刻ですよね。

原因は光不足

上の表は、私の畑の日射量(W/㎡)を測定した推移グラフです。トマトハウスの外の日射量を測定しています。

トマトは300〜400W/㎡の日射で最大光合成速度を示すといわれています。赤いラインが400W/㎡です。最近(2020.6)の天気はほぼ曇りや雨なので、日射が到達していない状況が見て取れます。 下葉まで光が当たる日射は外の日射の20%程度といわれていますので、60W/㎡程度になります。

60wの電球が明るいか、暗いかですが、

トマトにとっては暗いのです。つまり、光合成量によってトマトに必要な栄養分が作られるわけですが、光合成できていないといえます。

そういった意味でも、貴重な養分を必要なところに行き渡らせるためには、「摘果」「下葉取り」必要な作業と言えます。

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日照不足…………ハア(+_+)

お天道様じゃ、しょうがないね。

早く梅雨、明けないかなあ。

って嘆き、ボヤキでは面白くないです。この時期を「摘果」管理で負担を減らし、おひさまが照らしてくれることを今後期待します。

 

 

 

 

 

おこもじ屋

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