玉ねぎのとう立ちの原因と玉ねぎが太る為に必要なものとは

玉ねぎのとう立ちの原因と玉ねぎが太る為に必要なものとは

「イモ、玉、にんじん」(^_-)-☆そろそろ、種まき、考えないとね。

長持ちして、とっても使い勝手の良い野菜。「しゃがいも、玉ねぎ、にんじん」です。

2月になったら、種まきするものな~んだ(*’ω’*)  答えは、たまねぎです。

この記事では、玉ねぎの「トウ立ちの原因」について解説します。これを注意してトウ立ちしない玉ねぎを育てましょう。

また、玉ねぎが大きく肥大する理由についても解説しています。

玉ねぎは、本州でも春から作れます。

そもそも「私の町では秋に苗を植えないと育たないという鉄則がありました。」

とう立ちという現象が起こり、花が咲いて玉にならないことを聞かされていました。

その教えは農業をかじっている方には鉄則!!ということで、私も5年前までは秋に苗を植えて越冬させて玉ねぎを栽培していました。

玉ねぎのとう立ちとは

玉ねぎのふるさと

玉ねぎは、インド、アフガン、ウズベクスタンなど乾燥地帯です。エジプトではミニ玉ねぎを収穫している壁画があったそうです。日本では明治ごろでしょう。生育適温は15~25℃、高温苦手でやや冷涼な気候を選びます。

寒さには強く、生育は止まりますが、枯れることとはありません。本来は、秋にタネ撒きして、越冬し春のお彼岸ごろから急激に成長します。

玉ねぎの特徴

約2か月ぐらいで結球し、休眠に入るのです。この頃が収穫の適期6月末~7月中旬ごろでしょうか。

この状態で夏を超したのち、たまに蓄えた養分を使いながら茎をのばし、タネを作ります。因みに玉ねぎ、ネギ、ニラ、エシャロット、リーキは同じ仲間です。ネギの下のほうが膨らんでいると甘いといわれるのが、この養分を貯めているからなんですね。

とう立ちとは?「おとこ玉ねぎって何?」

玉ねぎを作ってよく相談されるのが

「今年はおとこ苗ばかりで全然だめだったよ」

「天候の加減かね~」

そうそうこんな感じでピーンと立ってくる玉ねぎの事です。「とう立ち」ですね。

これは春彼岸すぎて結球してくるのですが、1本強い茎のようなものがぐんぐん伸び出します。
その後、ネギ坊主がついて、花が咲き、タネができます。そうなると結球した玉の養分を使うので、せっかくできた球が空洞になりしぼんでいきます。
これでは、玉ねぎにはなりません。

これが「おとこ苗=とう立ち」の症状です。

堅くて食べるところが少ないので「男玉ねぎ」そう呼ばれているのかもしれません。

なぜ、このような「トウ立ち」ことが起こるのでしょう。

実は花芽が付く条件を満たしてしまった事による現象です。玉ねぎ植物ですから「とう立ち」して種ができるものです。

それを「休眠」している時期に収穫して食べる野菜なんですね。玉ねぎは養分を貯蔵し、暑い夏には、眠り、また、秋の適期になったらタネをつけ次の世代に増殖していくのです。つまり、トウ立ちは自然現象で、トウ立ちしないように私たちが栽培しているのです。

玉ねぎが、「とう立ち」する条件。

植えつける苗の茎の太さが1cm以上の苗が、0~5℃の低温に約1か月以上遭うと、トウ立ちします。

窒素過多によってトウ立ちしやすい品種があります。

水が多すぎたり、肥料の過不足、急激な温度変化など、極端なストレスに遭うとトウ立ちします。

解説

極端なストレスですが、肥料を沢山上げたり、肥料切れを起こしたり、水をやったり、やらなかったりと、玉ねぎがストレスを感じてしまうと早くタネをつけて子孫を残そうと玉ねぎは考えます。

また、春先のあたたかな陽気とキツイ寒さの日もある春の時期は玉ねぎにとってストレスに感じます。

玉ねぎってとっても繊細な野菜だったのですね。確かに、種の保存は玉ねぎにとって最優先事項なんでしょう。

もう一つ、茎の太さ1cm以上というのは、玉ねぎのトウ立ちする、しないの境界線です。

人間でいえば成人したかどうかです。つまり、玉ねぎの中で養分をどれくらい貯めていることが重要ではなく、トウ立ちできる体制が整ったかどうか。それが茎の太さが1㎝というラインです。秋植え玉ねぎは、この太さ1㎝のライン以下で越冬しなければなりません。

例えば、

11月初めに1㎝の玉ねぎ苗を移植したとします。もし、暖冬で、15℃位の陽気が続いたとします。そうなると本格的な寒さが来る前に玉ねぎの苗が成長して1.5㎝になったとします。そうして、冬に突入するとなるとどうでしょう。トウ立ちします。

今度は、0.5㎝の小さな苗を植えたとします。植えた苗が大きくなってもトウ立ちしないように小苗植えですね。

あたたかな陽気があればうまく根がついてちょど良い大きさになるでしょう。

しかし、もし寒さが早く到来し、大雪になってしまったらどうなるでしょう。

苗が消滅します。植え穴だけ残ります。

北海道では、「春作が常識」

北海道では本州と違った春に苗を植えつける玉ねぎ栽培をするのでしょう。

北海道は、3月にタネを撒いて、10月~11月にかけて収穫します。

また梅雨が無く栽培期間が十分に取れ、夏でも冷涼な気候です。

しかも、どんどん温かくなっていきますから、とう立ちの心配はなし、これが玉ねぎにとって最適と言えます。

本州の様に秋に玉ねぎの苗を植えつけたところで北海道の寒さに玉ねぎが耐えることができないのは解ります。従って秋作は北海道では栽培できないも解ります。

ただ北海道では、春作が可能ですが、なぜか本州では春作をしないのでしょうね。

しかも、北海道には専用の品種があって、「北もみじ2000・オホーツク 222・北はやて2号」北海道でしか手に入らないのです。

しかも本州に住む私たちは入手困難です。調べてもどこにも載っていない。ほぼ無理です。私は日射時間の長さ(日長)の関係で本州では栽培ができない。と聞いています。それだけではなくて大人の事情がありそうです。ここでは触れないでおきます。

玉ねぎの肥大には、日の長さと温度が関係。

玉ねぎの特徴として日の長さに反応して大きくなります。

長日植物と呼びます。日の長さの刺激によってタマネギは、球が肥大するスイッチが入る仕組みになっています。

品種によって若干違いますが、

春先はどんどん暖かく、日の長さが伸びます。一番、肥大するのが早いのは下のどの種でしょう。

極早生種の場合、15度以下で11時間~11.5時間以上の日長で肥大します。

中晩生種の場合、15度~20度で13.5時間以上の日長で肥大します。
晩生種の場合、20度~25度で14.25時間以上の日長で肥大します。

極早生種の方ですね。肥大が早いのは、晩生種に比べると、スイッチの入る気温が低く、日長時間が短いためです。

日本での地域による違いがあるのか、日長を2019.6.20「夏至」で比較してみました。

福井県 日の出 4:38  日の入り 19:15
北海道 日の出 3:55  日の入り 19:18
沖縄県 日の出 5:38  日の入り 19:25

北海道って、朝早っ

北海道と沖縄県では、1:30ほどの差がありました。しかし、北海道と沖縄県ではこれをカバーする気温差がありますよね。

「あまり、違わなくない⁉」

肥大するか、しないかです。ちょっと小ぶりな玉ねぎちゃんになってしまう。

そんな程度、雪で玉ねぎが消滅してしまうことに比べれば

全然気にしない!!

っていうのがわたしの結論です。ちょっとだけ北海道が若干大きく美味しい玉ねぎが作り易いという。

最も、「玉ねぎは春に植えないととう立ちが起こるので、北海道でしか栽培していない。」という迷信。

大きな勘違いだったのかも。確かに北海道の玉ねぎは日本中誰もが認める産地です。長崎など九州の玉ねぎの後に本州が来て北海道。

玉ねぎ食卓に大事です。

北陸もこれからは玉ねぎ栽培、頑張らないと。

従来の秋植えのやり方では、

「積雪」と「トウ立ち」とで全くいいものがとれない。

雪が降り、雪解けが4月中にならないと溶けなくて、追肥もできず、しかも雪によって苗が消えて無くなっている。かといって早くに苗を植えて大きくすれば「トウ立ち」してしまう。玉ねぎが何とかうまく作れないかと思っていた所、富山県で春玉ねぎ実証試験発表が行われていたので参加しました。それは農研機構の研究発表でした

玉ねぎを春にタネ撒きして、作る方法!

「富山県の砺波市でも同じような悩みがあったんです」だって北陸だけ玉ねぎ全然出荷額低いんだもん。

その時は、北海道の限定品種で試験が行われていましたが、一般的に売られている品種でも可能であることが解かったんです。

以前は北海道だけが玉ねぎを秋植えなくて春植えてるんです。土が凍りつくところ、玉ねぎも凍り付いて育たない。

春に作るのが北海道のだけの常識?

春玉ねぎを栽培してみました。

2月にプラグ苗を作り、5月に植えつけます。抜き苗は温度の関係でプラグ苗にしました。

ネギの苗つくりは簡単、押さえておくのは3つだけ【家庭菜園 ネギ栽培】に詳しく解説しています。

① 発芽の覆土はしっかりする。厚めに土をかぶせる。

② 発芽するまで絶対に水を切らさない。

③ 発芽したら水を控える。表面が乾いたら水やり。

玉ねぎ栽培については、玉ねぎを春に育てて7月に収穫する最速の栽培と貯蔵の方法【たまねぎ栽培】こちらをご覧ください。

植えつけ方法については玉ねぎ栽培は、春が大事です。超簡単【プランターの失敗を克服】動画ありこちらもご覧ください。

そうして、8月初旬に収穫になりました。やはり暑さで休眠してしまいました。

若干小ぶりですが良い玉ねぎです。当然、「トウ立ち」しておりません。

今年もチャレンジします。