夏の野菜苗づくり、4月の管理 今年はちょいと注意。2020【温度と時期】

夏の野菜苗づくり、4月の管理 今年はちょいと注意。2020【温度と時期】

私のところの苗はまだ可愛い大きさの「おチビちゃん」。

ですが野菜の苗がホームセンターや園芸店にもうすでに販売されています。

ちょうど植え時の野菜苗が沢山有ってにぎやかですね。特に今年は新型コ〇ナの影響もあり、園芸を始める方も多いと聞きます。

しかし、ちょっと疑問に思います。

売られている野菜苗は本当に今植えるべき野菜の苗なのでしょうか?

今日の福井県の天気は曇りのち雨、気温は最低2℃、最高13℃です。

最近の携帯の天気は、細かくなってきましたよね。

今日(4月24日)の日中の温度は11時現在、9℃です。温度も上がりません。肌寒い一日となっています。↓

この気温、野菜苗にとっては寒すぎ!です。地温はもっと低いです。

夏の野菜苗づくり、4月の管理 今年はちょいと注意。【2020.4】

例年に比べ晴天が続かず、雨模様が多い年です。先日は霜やアラレが降っていました。先日植えたジャガイモもまだまだ芽をあげてきません。

いつもなら、山のものの「コゴミ」「タケノコ」は沢山ありましたが、「ゼンマイ」はまだありません。

どうも今年の4月が寒いように思います。

非常に天候が不安定もう少し待った方が良いと思います。そこで今回は現在の農場で作っている野菜の苗を見ながら詳しく解説したいと思います。

因みに、農場では、ビニールハウス内でトンネルをして25℃に温度をかけて作ってます。

また、出荷時期は5月入ってからにしています。花壇苗もあまり早くは作りません。意外と6月末ごろまで夏の花壇の需要がありますよ。

夏野菜の植え時は合っていますか?【温度と時期】

寒さに弱い苗      <  寒さにちょっと強い

オクラ<スイカ・メロン<キュウリ<ピーマン=ナス<トマト

5月下旬植え ← 5月中旬植え  ← ←  5月上旬植え

といった感じです。(北陸を基準に書いていますのでご了承くださいませ。地域によっては若干違います。)それでは具体的に説明していきますね(^^♪

春の苗づくりは、ビニールハウスなど施設を使って温度が足りない時期に作ります。(温床育苗)

外の気温が暖かくなってすぐに苗を植えつけても大丈夫な温度が確保できる時期に出荷するためには、まだ寒い時期に保温して苗を作らないと間に合いません。

春先の常温では温度が低くて、発芽しない、不ぞろいになる時期なのですが、温度をかけることで発芽させて苗を作っています。

野菜の種類によって、生育する最低温度が違います。その為、いろんな苗を購入して、いっぺんに植えつけると野菜によっては、寒さに耐えれず枯れてしまいます。

そんなことはお構いなしに、色々な野菜が揃っています

トマト(桃太郎)苗(4月23日現在)

↓この画像の苗が植えつけて大丈夫な大きさになるまでの期間は

後12日間かかります。5月5日頃。苗をしばらく外気にならしていきます。植え時は5月10日がベスト

適温は、昼間の気温 25~30℃、夜間 10~15℃です。最低気温は、5℃、最高気温は40℃です。その範囲内にあるのが最も良いとされています。

しかし現在の気温は最高9℃、最低2℃です。最低温度の5℃を下回り、最高温度は適温を下回っています。

これでは、トマトが育つはずがありません。

枯れるか枯れないかのギリギリの温度ではまずい。トマトは寒さに比較的強い作物ですが、私なら外には植えません。暖房機があるハウスでないと育たないアウトの気温です。また、日中の温度と夜の温度に差がある理由として、夜の温度が高いと収穫の量が減るといわれています。

原因ははっきりしていませんが、原産地の気候に影響している所があるのではないでしょうか?。本葉7枚程度が植え頃です。5月に入って私たちがポカポカ、あたたかな陽気を感じる頃にならないと植えられないということですね。

ナス(千両2号)の苗(4月23日現在)

↓この画像の苗が植えつけて大丈夫な大きさになるまでの期間は

後12日間かかります。5月5日頃。苗をしばらく外気にならしていきます。植え時は5月10日がベスト

適温は、昼間の気温 23~28℃、夜間 16℃~20℃です。最低気温は、8℃、最高気温は40℃です。

ナスはトマトよりも3~5℃ほど高い温度が必要です。本葉5~6枚が植え頃です。

ピーマン(京みどり)の苗(4月23日現在)

↓この画像の苗が植えつけて大丈夫な大きさになるまでの期間は

後18日間かかります。5月11日頃。苗をしばらく外気にならしていきます。植え時は5月15日がベスト。

適温は、昼間の気温 20~30℃、夜間 も同じです。最低気温は18℃、最高気温は32℃です。

ピーマンは安定した温度が好きな植物ですね。原産地が南米で20~30℃なので納得の最低温度が18℃とかなり高めです。5月初旬でも早いように思えます。

5月末ごろの方が良いでしょう。本葉5~6枚が植え頃です。

キュウリ(四葉)の苗(4月23日現在)

↓この画像の苗が植えつけて大丈夫な大きさになるまでの期間は

植える大きさになるには後4日間かかります。4月29日頃。苗をしばらく外気にならします。

ビニールハウス栽培でないと寒さによって成長が止まります。最悪枯れます。

植え時は5月15日がベスト。

適温は、昼間の気温 22℃~28℃、夜間は17~18℃ です。最低気温は7~10℃、最高気温は35℃です。

キュウリはナスと同様です。私作っている経験では、8℃以下低温に遭遇すると成長が止まります。

キュウリは根が弱く、一度傷むとなかなか回復できません。いわゆる生育不良です。

低温に当たることで、葉が萎れて光合成がうまくできなかったり、根が傷んでしまいます。暖かくなる5月に入ってからですね。苗の大きさは本葉4~5枚程度が植え頃。

メロン・スイカ・瓜の苗(4月23日現在)

↓この画像の苗が植えつけて大丈夫な大きさになるまでの期間は

植える大きさになるには後4日間かかります。4月29日頃。苗をしばらく外気にならします。

ビニールハウス栽培でないと寒さによって成長が止まります。最悪枯れます。

植え時は5月15日がベスト。

適温は、昼間の気温 25℃~28℃、夜間は18℃ ~20℃です。最低気温は15℃、最高気温は30℃です。

この手の野菜はひと手間かかります。

苗の時から寒さに非常に弱いです。寒さに当たると葉が黄色くなり、生長しません。

育苗期間はトンネル栽培をしないといけません。つまり最初の生育期間は透明ビニールによる保温管理で、梅雨明け6月末には透明ビニールを外して管理します。特に出荷する時期と甘さが重要になってきますので、一般的には5月末植えの8月収穫が良いかと思います。

オクラの苗↓植えれる大きさ、7日後~

適温は、昼間の気温 20℃~30℃、最低気温は15℃、最高気温は40℃です。

暑さに非常に強く、夏には良く成長します。

低温に当たって根が傷むと、生育不良を起こし、立ち枯れ病を引き起こし枯れることがあります。特に植え替えを嫌いますのでプラグで種を蒔かず大き目のポットで3粒撒きます。これは植えるときに3本を一緒に植える方がちょうどよい生育をします。1本だと株が太りすぎて太くて短いオクラができ、3本以上だと間延びしたオクラになり、ちょうどよいのが3本です。

スイートコーンの苗↓植えれる大きさ、3日後~

適温は25~30℃で最低温度は15℃、最高温度は40℃です。 高温性植物なので暑さには非常に強いです。この画像はプラグにまいていますが、本来スイートコーンは直接畑にタネを撒いた方が生育が良いです。つまり移植を嫌います。しかし、発芽には25℃位の温度が必要です。トンネル栽培しない限り、5月に25℃以上の温度を確保することが難しいのでプラグ播きにしています。1週間程度で上の図のように生えてきますが、それ以降に生えなかった場合には、温度が足らず腐敗した可能性が高いのでいくら待っても発芽しないかもしれません。

その他の苗

つるむらさきの苗(左)↓と パセリの苗(右)

どちらも、意外と売れる夏野菜です。多くはいりませんが、毎年必要とされる野菜。パセリはちょっとした彩と香りが魅力的な野菜ですね。上の画像は高温障害気味です。パセリの適温はやや寒い気温が良く15~20℃といわれています。早く外に出してあげたいと思います、うまく成長していないですね。つるむらさきは、中国野菜です。茎や葉を茹でておひたしとして食べます。ぬめりがあって夏バテ防止に良いとされています。

レモンバーム(左)カモミール(右)の苗です。

ルハーブ(左)スイートバジル(右)

チャイブ(えぞネギ)

ハーブ系は非常に作り易いく、成長も非常に速いです。これらは「ハーブ茶・薬草茶」として使ってみたいので追って書きますね。