ダリアは以前は小輪の4㎝位の花が多かったですが、最近は中輪10㎝位、大輪20㎝位の直形でとても大きくなりました。色も鮮やかの一言圧巻です。
赤から黄色、花びらも色々、ブライダルや贈答用として人気があります。
中には1輪1000円以上の花もありました。私も「黒蝶」って濃い黒に近い赤のワインレッドの色彩には驚きました。あの深い色が大好き。
この記事ではダリアの球根の貯蔵方法について詳しく掲載しています。実際の現場の画像を含めて進めていきます。
ダリアの特徴
ダリアは6月から~11月の涼しい気候によく咲きます。しかし、8月の暑い時期はちょっとお休みです。
ダリアの生育の特徴は
寒さに強く、暑さには弱いです。湿潤には強く、乾燥に弱い。
ですが枯れるほどではありません。私は畑に咲いているダリアのもいいのですが、レトロな空間に花瓶に生けるともっと色彩が鮮やかにみえダリアの深い色合いが映えるように感じます。
ダリアの球根の貯蔵方法
ダリア球根の貯蔵適温は、5℃以下になると腐りやすくなります。また過湿に弱いです。
ダリアの球根は、うまく貯蔵しないと来年まで保存できません。
球根の保存方法
球根の掘り上げ時期 11月~12月の葉の色が薄くなってきた頃になります。
貯蔵で失敗する原因は残して置いた茎、球根が土中の凍結や過湿による腐敗です。
霜や雪などで茎が凍傷にかかると球根も使えなくなりますので、
寒い地域では霜が降りる前に掘り上げます。
霜の降りない暖かい地域では、掘り上げは必要ありません。
しかし寒さに当たりやすい 地上部分に、寒さ除けにもみ殻をかぶせておくとよいですね。
鉢植えの場合も掘り上げる必要はあります。そのままにして置くと茎から腐り、次第に根も腐ります。
ダリアの球根の掘り方
①茎を地際から5~10㎝残して切ります。茎を絶対に折らないよう注意してください。芽を持つ茎の1部が球根についた状態にしないと翌年1発芽しません。
②株の周囲に円形に挿し込み、根ごと掘り起こします。球根本体を傷つけないようにしてください。
③茎に手を添え、スコップを斜めから深く差し込み、少しずつ持ち上げる。クラウンと球根の間は折れやすいので特に注意。
④半日乾燥させ、大まかに土をふるい落とす。水洗いしても大丈夫ですが、球根を良く乾燥させて(2日程度)から貯蔵します。
貯蔵の方法
掘り上げた球根を軽く水洗いし、 日陰に3日間ほど置いてから木箱や段ボール箱に移し替えます。
ダリア球根は5℃以下の低温になると腐りやすく、湿気の多い地方では、箱に土をまぜたもみ殻やピートモス等をつめて、 球根をそっと埋めておきます。
乾燥しすぎるときは、バーミキュライトを入れ、 ビニール袋に入れて貯蔵しておくとよいでしょう。
サツマイモもこんな感じで貯蔵しています。私の住んでいる地域は北陸のどちらかといえば山間部です。冬は雪が降ったり、水があったり、寒さで地面が凍り着いてしまいます。そのまま冬越しはできないかもしれません非常に難しいです。半分以上、消えてなくなります。
それで今回は昔の「いも穴」を使って貯蔵してみました。
花が枯れた11月中旬ごろ、ダリアの球根を丁寧に掘り起こして、洗うとこんな感じです。茎は20㎝程度は残しておきます。品種はごちゃ混ぜです。名札をつけるといいですね。
球根の山です。次に、芋穴に片付けるのですが、イモは付けたまま、この状態で一株一株丁寧に入れていきます。
地面のコンクリートの下に1m四方の穴があります。
地下に貯蔵することによって、外気にさらされないように工夫したもので「いもあな」って呼んでいます。
里芋やサツマイモなど、貯蔵温度が5~10℃位に保たれます。
手順
まず、①外枠にビニールシートを引き水の侵入を防ぎます。
②次に、ダリアを並べていきます。ダリア同士が積み重なり、傷をつけないように、球根の隙間にもみ殻を詰めてできるだけダリア同士が当たらないようにします。
ダリアの球根はまだ絶対に切り分けないで下さい。
そして③ダリアを敷き詰め、繰り返していきます。
最後に④ビニールをかぶせて上から水が入ってこないようにふたをします。球根も生きていますので、ギュウギュウに詰めないでゆったりと詰めてください。
これで春の4月頃暖かくなって来るころまで貯蔵しておきます。あまりにギュウギュウに詰めすぎると蒸れて腐ります。
因みにです。
ご家庭に貯蔵穴「芋穴」ないかもしれません。なので木箱又はダンボール箱に詰め込み、 保管中球根が過乾燥しないように、又防寒も兼ねて箱を紙で包みます。
保管するときは、温度が5~ 7℃の所に置くようにしてください。家の中や、直射日光の当たらない場所なら大丈夫です。
ダリア球根の選び方
春になるとと発芽点から小さな芽が数本出ているのが確認できます。これを切り分けて畑に植えます。
なぜ、ダリアの球根をバラバラに切らないのか?
って思いませんでしたか。その方が沢山入るし、だってサツマイモはばらばらにイモで貯蔵してるし~って思いませんでしたか?
だって同じ球根「根」ですから、普通は球根から芽が出ると思います。
サツマイモは不定芽が有る(どっからでも出る)けどダリアは無い(地下茎の部分が無いと出ない)んだって、難しいね。
ダリアの不定芽の画像↑
このイモ(球根)と茎の付け根が大事。発芽点があるかどうかで芽が出るか決まります。
分球は、球根のつけ根の茎(発芽点)をつけ、 剪定ばさみ等で切り離してください。
発芽点とは
ダリアは球根と茎の付け根から発芽します。この点を発芽点と言います。点があります。なので、茎の部分がついていない球根は発芽しません。ダリアの球根には、品種によって、丸型、細長型、太長型、細首型等様々な形があり、一定の球形ではなく、 また球根の大小も様々です。球根の役割は、球根についている芽を保護することであり、球根の大小と花の善しあしとはまったく無関係です。
その点を見つけるのが非常に難しいので、私は分球しません。
芽が出てきそうになった頃分球しました。それで大丈夫なんですよ。
そうなると、園芸店で1つが600円のダリア球根が販売しているとします。どこを見ますか?
はいっ。正解です。(*’ω’*)
発芽点に芽が出ているのを買いましょう。
何度見ても、自信がない(*_*)わからんね。
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