かぼちゃ栽培【マニュアル】 栽培初心者にもってこいの野菜

かぼちゃ栽培【マニュアル】 栽培初心者にもってこいの野菜

 

今年も捨てたかぼちゃの跡からかぼちゃが生えてきました。

かぼちゃはタフ。

野菜くずを積んでたい肥化するのにかぼちゃのタネが混ざっていたんでしょう。発酵するときに出る熱が高温になります。大体70度前後で1週間です。

それにも関わらず、芽が出て「野良生え」のかぼちゃです。

土の状態が良いのであれば、かぼちゃのタネを撒いただけで何もしなくても収穫できます。

勝手に生えて、勝手にかぼちゃが成る。それがかぼちゃです。

所が、栽培となると工夫しないといけません。なぜなら面積が限られていますし、おいしいかぼちゃを育てるからです。

だから初心者向きの野菜なんですね。

なぜ、かぼちゃがたい肥の中で発芽しないのでしょう。

水も温度も酸素もあるのにどうしてでしょう。種は、収穫したての休眠します。簡単に言えば一定の期間は発芽しないように活動を休止します。悪い環境に耐えるためです。

種を自分で採取するとわかりますが、オブラートのような薄皮で種が覆われています。かぼちゃの種取った時「ぬるっ」とした液体が付着してます。あれが、かぼちゃのタネの発芽抑制物質「発芽抑える物質」です。そうして種を守っているんです。

かぼちゃが栽培初心者にもってこいの野菜の理由

カボチャ栽培は病害虫も少なく、大変作りやすい作物でありながら、調理用途も多く保存期間も長いので家庭菜園にもおすすめです

栽培の時期

栽培の時期は、5月に入ってから、苗を植えます。

 

1 圃場の準備

カボチャの土づくり

栽培ポイント・・・かぼちゃは肥料を吸収する力が強いので基肥は控えめにする
畑の場所比較的土壌は選ばないが、乾燥に強く、過湿に弱いため排水対策しっかりする。

畝あげして、黒いマルチで覆いましょう。

畑に肥料をあげましょう。(施肥の目安)

最初に畑に肥料をまんべんなく撒いて、細かく畑を起こします。追肥はしません。

土壌改良材「 pH調整(6.5位)」

石灰等のアルカリ資材を 1㎡あたり 120g

堆肥を 1㎡あたり 3kg

有機肥料1㎡あたり 80g(全層施肥)

カボチャの種まき~育苗

カボチャは比較的種からでも栽培しやすく、安価で手に入りやすいので、種からの栽培でも構いません。

かぼちゃの小袋に5粒ほどかぼちゃの種が入っています。発芽はほぼ100%ですので5本とも発芽するするでしょう。

畑に直接まいてもよいし、ポットにまいておいて、育苗して植え付けてもどちらでも構いません。

ポットまきの場合は、3月に一粒ずつまいて、発芽適温は 25~30℃です。発芽後は 少しひくめに22℃~25℃度。

種まきは慌てない事。

4月中旬では、地温がそれほど高くありません。キャップやトンネルして地温を確保する必要があります。地温が低いと発芽ができずに種が腐ったり、奇形ができたりします。

 

夜間は18度以上で育苗し定植後は高温には弱いため30度以上には絶対しない。適温は 22~25度

2 かぼちゃの苗を植えましょう。

本葉が4~5枚くらい出た5月上旬以降(遅霜の心配がなくなった頃)に畑に植え付けます。畑に直接まく場合は、霜が降りなくなった4月下旬頃に、一カ所3粒ほどまいて、発芽した後に一カ所1本に間引きしましょう。

かぼちゃは種まきから苗になるまで非常に速いです(発芽が3日間即、本葉1枚で、鉢上げします)

鉢上げは9㎝以上のポリ鉢です。

大きくなりすぎた老化苗や間延びした徒長苗にならないように気を付けましょう。

市販の苗を植えるときには、がっちりした苗を選ぶとよいでしょう。

肥料を全体に施してうね立てします。苗は本葉3~4枚で植え付けます。

晩霜の心配があればホットキャップか不織布をかけて保温します。

霜に当たると枯れます。

低温に遭うと枯れなくても成長が止まります。西日本であれば5月上旬です。

 

うね幅200cm以上をとり、株間100cm程度に植え付けます。畝間は4mあるとよいです。
・植え穴は大きめにあけます。本葉3~4枚でポットの根鉢を崩さないように丁寧に浅植えする。

植えつけたらポット周辺にたっぷり水をあげましょう。

3 整枝・摘心

カボチャは親づるは5~6節で摘心(ツルの先端をはさみで切ります)し、小づるを4本伸ばしていく。(上の図)

かぼちゃの育て方。仕立て方は何本にしますか【受粉の仕組みと葉の枚数】わからない事が有ればこちらの記事もご覧ください。

この4本以外にもツルが生えてくるので取り除きましょう。

またかぼちゃの実「普通サイズ」が1本の株で4つ以上なってきたらその先のツルを止めていきましょう。実を充実させましょう。

ミニカボチャ「坊ちゃん」「栗ぼう」「プッチーニ」「錦甘露」等は、8個位なります。

コチラは成らせるだけならせましょう。

4 追肥

基本的には追肥はいりません。最初の肥料で十分です。ただし、葉が黄色く元気がないようでしたら追肥します。

葉が茂りすぎなら、追肥を少なくするか、しない。目安として1㎡あたり有機肥料40gだが生長に従い株元から離れた位置に施します

5 生育の目安(肥料があるかどうかの判断)

↑の画像のように、ツルの先端がグッっと持ち上がって下に向いた状態、

へ」の字になった状態が維持できれば生育が順調です。

株元が黄色くなってきたら、肥料切れのサインです。

5 収穫

品種によりますが、着果後40~60日ほどで、ヘタの部分が白くコルクの様に変色し、果皮はツメが立たなくなるほどに堅くなった頃が収穫適期です。

ちょっとあいまいですね。

収穫後、ヘタの切り口を上に乾燥させておき、粉質系栗南瓜は冷暗所で2週間程置いておくと甘みが増します。

初心者向きは、かぼちゃ栽培から【画像で見る南瓜の育て方】

6 病害

この時期は、梅雨明けして気温が非常に高く、かぼちゃが弱っています。また果実が成っているため株に負担がかかり弱っているので、病気になりやすい時期です。

特に、うどん粉病、疫病には注意が必要です。

うどんこ病になると葉が枯れます。そうなると「日焼け果になります」日差しが強いときに果実が日に焼けて腐ってきます。そうならないように藁や新聞紙でくるんでおくとよいでしょう。

疫病は、収穫間際特に梅雨明けの水はけの悪い畑で起こります。また連作によることも多い病気です。収穫直前のかぼちゃがどんどん腐っていきます。日中に葉がしなびて、夜に少し回復するような症状ですが、土に病原菌(フザリュウム菌)によって起こります。この症状が出たら、防除使用がありません。

手遅れです。あきらめてください。その圃場の水はけを改善し、しばらくウリ科野菜は作らない方が良いでしょう。