かぼちゃの育て方 【収穫のタイミング・かぼちゃを貯蔵する場所】

かぼちゃ

かぼちゃを収穫するタイミングって難しいですよね。畑に長く置きすぎると日焼けして、いつの間にか腐っている。

貯蔵性があるって書いてあったのにね。

かぼちゃの収穫のタイミングと貯蔵のお話をします。

後、かぼちゃには最後の仕上げ作業が残っています。家庭菜園では必要ない作業なんですけど、知っておいて損はありません。

「磨き」と「キュアリング」です

かぼちゃの収穫するタイミング

カボチャの収穫期は一般的に開花後から40~55日です。北陸では7月から8月にかけてカボチャの収穫期です。

しかし、色々な品種特に「坊ちゃんカボチャ」を例にミニカボチャの場合は開花後30~40日と比較的短い物もあります。

実際は、今年は6~7月の天気は長雨で、気温も低く着果のしたのか本当のところ分からない。状況でした。

かぼちゃの収穫適期の判断がすごく難しかったです

カボチャには収穫のタイミングは大体で良い。

実は、かぼちゃは追熟(キュアリング)効果の高い野菜です。その為収穫しても大きさは変わりませんが、かぼちゃは熟していきます。その効果の期間は約1か月です。

その間、かぼちゃの中では、かぼちゃの養分を使ってタネが充実してくるのです。

かぼちゃを切った時にタネの部分が空洞になっているかぼちゃを見た事有りませんか?

若いかぼちゃは甘くありませんが、追熟することで甘くなります。

因みに、その他のウリ科野菜、スイカ、メロンなどにも追熟効果があります。これはかぼちゃよりももっとシビアで、かぼちゃは美味しくなりますが、スイカでは、シャリ感や甘み、メロンでは甘み舌触り、苦みと品質が落ちシビアで、確実に着果と日数を数えないといけません。

かぼちゃの収穫の適期の判断

かぼちゃの収穫適期の判断はいくつかあります。着果後の日数、見た目、触った感覚で判断します。

かぼちゃの見た目で判断する

ヘタのコルク化の進み具合です。

ツルとかぼちゃが繋がっている部分(ヘタ)が、黄緑色が「コルクのような色、乳白色が半分以上染まった頃」と判断しています。

下の画像のようにかぼちゃのつやが無くなり、半分コルク化したら収穫適期になります。

完全にヘタが「コルク化」した方が良いのですが。

収穫適期のその時まで畑に放置しておくことが中々難しいです。それは、

夏の直射日光による「日焼け」

上↑の画像のように白く痛んだようになる「日焼け果」です。

次第にそこから腐敗が進み、腐ります。

収穫適期の頃には、養分が実の方に行き、弱った葉がうどん粉病になり枯れていることが多く、また収穫時期が夏の真っ盛り!30℃を超える日もざらです。

畑では、かぼちゃがむき出しになっています。そこへ近年の猛烈な日差しと気温は、かぼちゃにとって大敵です。

黄色く日焼けしたところから腐った。どうしたらいいの?

日焼けしたものは、すぐに食べるのが良いです。かぼちゃの病気ではありませんが傷みが早くなります。こうなったら早めの収穫、早めに食べる。致し方ありません。

かぼちゃの日焼け果の原因

梅雨明け後の高温や強い日差しにさらされると、カボチャの表面が褐色から茶色に変色し、さらにそこから腐敗してしまうことがあります。

収穫の前になるとカボチャを覆っていた葉がうどん粉病などになり枯れてしまい、直射日光が直接かぼちゃの表面に差し込み焼けてしまうことが大きな原因です。

日焼け果を防ぐには、できるだけ長く葉を維持することです。つまり、病気にかからないようにする。樹勢を維持する事です。

直射日光による変質を防ぐ対策として、新聞紙を被せたり、わらで覆ったりしていますが、風で飛ばされてしまいます

カボチャは元々排水の良い土地を好む野菜ですが、排水の悪い土地での栽培や梅雨の長雨により、疫病がまん延することがあります。

地面に触れている部分が腐る。

カボチャ綿腐病にかかりやすいことが知られています。

白色・綿状のかびが密生した状態になり、果肉が軟腐化してしまいます。

露地栽培で、果実の地面に接する部分からよく発生します。カボチャ綿腐病への対策としてはカボチャを地面に接触させないことが一番です。

フルーツマットとグリーンマルチによる方法が一般的です

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今回は「藁」を使いました。ちょっとかぼちゃを地面から受けてあげるようにするだけでずいぶんと違いますよ。

かぼちゃの下にわらを敷きます。

本来はかぼちゃの葉が生い茂って、日陰を作っているため日焼け果を防ぐことができるのですが、収穫間際には、実の充実のため茎葉の栄養が行き渡りません。その為、枯れてしまいます。

かぼちゃを触って判断する。

果皮が固く「爪を立てた時に跡が残らない」

これも良く言われます。完熟したかぼちゃでも爪を立てれば跡が付きますよね(笑)

上のかぼちゃと下のかぼちゃを見比べて頂けるとわかると思います。

下のかぼちゃは未熟なかぼちゃです。これに爪を立てるとどうなるでしょう。

爪の跡がくっきり残り、汁がでて傷口が明らかに分かります。当然ながらまだコルク化したとはいえません。

かぼちゃの黄色い部分はかぼちゃの中の色と同じ⁉

良く、言われるのが「かぼちゃの地面に触れていた部分の黄色い所は、かぼちゃの中身の色と同じ」という事。

あくまで収穫するタイミングとしての1つの目安として思って頂けたら良いと思います。

しかし、実際の所食べ頃の色として判断することは難しいです。例えば中がオレンジ色の極粉質のかぼちゃの外の黄色の部分がオレンジとは言えないかもしれません。

未熟なかぼちゃ

参考までに、未熟果を乗せておきます。明らかに未熟果です。

これを収穫して追熟させてもかぼちゃが熟すことはありません。

かぼちゃのキュアリング処理

キュアリングとは?

収穫後に切り口から腐るのを防ぐために、切り口を乾燥させる、追熟させる

ホクホク感はありますが、糖分は少なく甘みはあ収穫直後のカボチャは水っぽくて甘みも弱いので、2~3週間ほど日陰で風通しの良い保管場所に置いて追熟させます

これをキュアリングといいます。収穫当初はデンプンの割合が多く、デンプンが徐々に糖に分解され、甘みが増します。

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かぼちゃのキュアリングの方法

収穫したら、風通しがよく、直射日光、雨の当たらない納屋などにスノコを敷いて並べ、かぼちゃの切り口を上に向けて置いておく、乾燥させます。

これだけ!!

直射日光の当たる所や、気温が30℃を超える場所は腐りやすいので避けます

もう少し、贅沢をいえばカボチャの保管場所の温度は10~15℃です夏の間のみ20℃前後の場所でも長期保存ができます

品種によって食べごろが違うので注意が必要です。

「ほっこり姫」「えびす」「栗三昧」の中性やミニかぼちゃはキュアリングを10日ほど行うことで甘みがのり、食べごろとなります。

ホクホク感の強い「雪化粧」「ロロン」のような晩生かぼちゃはキュアリングを2週間~1か月で食べごろを迎えます。
家庭菜園では、収穫したての新鮮な野菜を味わえるのが醍醐味の一つです。

しかし、カボチャはとれたてが一番おいしいのではありません。「キュアリング」と呼ばれる処理を行うことで、
甘みたっぷりのおいしいカボチャにしましょう。

かぼちゃを収穫したあとは?保管場所と保管方法

収穫後に30℃以上の高温が続くと、キュアリングの期間でも腐敗が進んでしまうことがあるので、その場合、夏の間は冷蔵保存で暑さに当てないようにできると良いでしょう。

私の農園には、花壇の育苗ハウスに遮光シートをかけそこで扇風機を回しながら乾燥・保管しています。

ヘタの部分を上に向け、カボチャ同士が接触しないように置きます。

腐ったものは早めに廃棄するといった対策をとれば、一般的なカボチャでも11月ごろまで持たせることができます。

かぼちゃのポイントさえ押さえれば、特別な施設がなくても野外で保管し、年越しまで長く楽しむことができます。

特に晩生の品種である「ロロン」「雪化粧」「冬至南瓜」など皮が厚く、一般的な品種より長持ちする品種もあります。しかも、甘くてポクポク。

特別な施設がなくても野外保管で年越しまで長く楽しむことができます。

私が今回栽培した品種は、

ミニかぼちゃ タキイ種苗のほっこり姫

重さ700g前後の果実で丸ごと食べきり玉売りに最適です。

ラクビー型かぼちゃ タキイ種苗のロロン

重さ1.8~2kgのラクビーボール型一味違う形と美味しさが特徴で極粉質で肉質はキメが細かく、滑らかな舌触りと上品な甘さがあります。

白色かぼちゃ  サカタのタネの雪化粧

重さは2.3kg前後、ごく強い粉質(ホクホク)で甘みが強く、食味はとてもすぐれています。

貯蔵性がよく、3か月たってもおいしく食べられます。

栗ざんまい ナント種苗

圧倒的な収量性は強草勢カボチャは着果性とツル持ちに優れています。

バターナッツ 一般種(スープ等の加工用)

ニホンカボチャの品種の一つ、熟した実を秋に収穫する「冬カボチャ」に分類されます。

ひょうたん型の実は重さが500gから1kgで、黄褐色の果皮が特徴。

今年の長雨の影響で葉がどんどん枯れていき、かぼちゃが外から丸見えに近い状態になりました。

病気というよりも、日照不足、湿害、かぼちゃの実の充実に葉や茎の養分が取られてしまったのでしょうね。

カボチャの生育状況を観て判断します。

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かぼちゃは貯蔵して食べてるもの

かぼちゃは、本来貯蔵して食べるものです。丸のままだと常温保存します。一般的なかぼちゃは半月位は十分日持ちします。

切ってしまうと、切り口から乾燥したり痛んだりしますので冷蔵保存してください。

冬至南瓜の美味しいレシピ

晩秋まで保存が効くことから,日本では古くから「冬至にカボチャ」を食べる風習がありました。

かぼちゃを小豆一緒に甘く煮詰め、寒い冬におしるこみたいに食べていました。(冬至南瓜)

さつまいも同様,かぼちゃは貯蔵したり低温でゆっくり加熱したりすると糖度が増す性質があります。かぼちゃと小豆は相性も良く、小豆がまろやかでおいしいです。

冬至南瓜のかぼちゃの品種

かぼちゃは保存が効くといっても、品種を選ばないと長持ちしません。

貯蔵性のある品種は、晩生、皮が固い品種を使います。

品種名を挙げるなら「冬至南瓜」「伯爵」「雪化粧」「地域の在来種」などを使います。

もう少し付け加えると、「山形の蔵王かぼちゃ」「マサカリかぼちゃ」「日本かぼちゃ」もしくは「ハッパ―ド系」です。

一般的な品種は早生や中生では晩秋迄、貯蔵できません。

冬至の日にかぼちゃを食べると「風邪を引かない」「長生きする」と言われています。

長期保存ができ,野菜不足になりがちな秋冬の栄養補給の意味合いがあると思われます。

寒い季節の定番野菜ですね。

かぼちゃの磨き作業

市販されている南瓜と自分で作ったかぼちゃを見比べてみると、

市販のものには光沢があって、自分で栽培したものは光沢がないのは何で。

かぼちゃを収穫したからと言って作業は終わりではありません。野菜はなんでもそうですが、収穫したばかり野菜をすぐにパッケージとはなりません。

きれいに洗ったり、拭いたり、大きさをそろえたり、計ったりなどして買いやすい形にしてからパッケージです。

その作業は中々めんどくさい。けれど数をこなすと効率よくなり、手慣れて持った瞬間に野菜の重さが解り瞬時に作業をするようになりますよ。

「トマト200gジャスト 美人だね」って独り言」言ってます。(笑)パートのおば様には及びません。

かぼちゃには磨き作業をすることで、白っぽい表面が、ツヤツヤになります。

理由は、野菜の表面にはロウ物質があり、磨くと光沢が出るのです。

かぼちゃの磨きの実験

↓下のかぼちゃ5種類を磨いていきます。磨く前です。

↓まずは、軽く濡れタオルで水拭きします。これだけでも随分きれいになりました。ツヤは有りません。

↓さらに、たわしでこすります。右側をたわしで3分間こすりました。ツヤが出てきました。

触った感じがワックスをかけたようなキュッとした感じ。

そこで、ちょっとお化粧台に入れてみました。もう少しカメラの腕が欲しいです。( ゚Д゚)

たわしで3分位磨いていくと

「ツヤツヤ、ピカ」こんなにも違います。

市場ではこれを規格に合わせて、値段を決めていきます。この作業をずっとやっていると腕がパンパンです。機械中古探してます。

かぼちゃの規格で思う事。Sサイズが250~300g・Mサイズが301~350g・Lサイズが351~450g・2Lサイズが451~550g・3Lサイズが551~600g・4Lサイズが601g~700g
これも大体大きさで解るようになります。箱にもピッタリで、箱に合わせて規格が決まっているように思えたて仕方ありません。

 

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